NWONHM
2002/12/25購入(1998/12発売)総合評価=6点

1 GOOD LUCK
3点
2 NOBODY
3点
3 WHAT'S THE END
4点
4 YES, PULLING, YES
4点
5 MY SOUL IS MINE
3点
6 POSE KILLS
3点
7 SHOUT
3点
8 THE EDGE
3点
9 PAIN AND PATIENCE
3点
10 FLIES
3点
 SUZUKI(Vo,Gu)自ら立ち上げた「HEAVEN AND HELL RECORDS」から発売された1st。 SUZUKIの声は普通声に近く、現在とは比較にならないほど弱い。ベースもいわゆる普通のエレキベースなので現在とは音が異なる。 また、現在のようなソリッドな感じが希薄で、全体的になんとなくまったりした感じがする。 いわばプリングの原型的な作品と言えるが、 ソングライティングにおける基本部分(ギターリフ主導、予期できない展開、無駄を一切省いた短い曲等々)は今と変わらず、 現在もライヴで重要なレパートリーとなっている曲を多数収録している。 その後殆どの曲がその後リメイクされている(#1〜3、#6は次作ですぐさまリメイク)。 現在は廃盤で、内容的にもマニア向けと言える。
 なお、NWOJHMとは"NEW WAVE OF JAPANESE HEAVY METAL"の略で、 1980年代初頭にイギリスで勃発したNWOBHM(NEW WAVE OF BRITISH HEVY METAL)ムーブメントをもじったものと思われる。 梱包、発送に至まで、すべての作業をメンバーの手作業で行ったというエピソードも。

DIFFERENCE(SPLIT with パノラマアフロ)
2004/1/17購入(1999/9発売)総合評価=−点

1 AFRO NEVER DIE
4点
2 AFROCK
4点
3 MASSACHUSETTS
4点
4 AFRO STAR '99
4点
5 SO PULLING WHAT
4点
6 YES, PULLING, YES
4点
7 ALL MEN ARE NOT WISE
4点
8 WHAT'S THE END
4点
 パノラマアフロとのスプリット。 それぞれが未発表曲、もしくは既発のヴァージョン違いを4曲ずつ持ち寄った豪華盤だ。全部いい。いい企画だ。 1曲目からイカす。#3はS.O.Dっぽいがおばかなアイデアが素晴らしい。#4は1st収録のスターなヴァージョン違い。 プリングがこれまたいい!新曲が渋すぎー!頭振らずにゃいられないよー! ベスト盤にも収められていた#6や#8のスローバージョンは昔からあったのねー。いい企画だ。

MTJ
2002/6/8購入(2000/12/1発売)総合評価=8点

1 PULLING IS MY BUSINESS...AND BUSINESS IS GOOD
5点
2 A NEW ACUTE PAIN
4点
3 P! T!
3点
4 DESIRE
3点
5 COOLNESS
3点
6 JUST LIKE A GHOST
4点
7 NOBODY
4点
8 POSE KILLS
4点
9 WHAT'S THE END
5点
10 GOOD LUCK
4点
 2nd。本作よりハウリング・ブルからのリリースとなる。過酷なツアーで鍛え上げられたSUZUKIのディストーションヴォイス、 クリーントーンによるギターカッティングの大々的な導入、 泰治(Ba)はアップライトベース(ウッドベースのエレキ版。スリムでスタイリッシュ)に持ち替えたことにより、 現在に至るメタル+サイコビリー的なサウンドへ変貌を遂げた。1曲目から超ゴキゲン!!!!リフの殺傷力が凄まじい。 メガデスをパクったタイトルも笑える。#6〜#10も非常にイカす(リメイクの#7〜10は1stより格段にパワーアップ!)。 さりげなく登場するSUZUKIの燻し銀ギターソロも超イカす。が、音全体的にが小ぢんまりしちゃってるのがちょと難点。 なお、MTJは"METAL TREND JAPAN"の略。

PULLING JOKE
2002/6/16購入(2001/11/3発売)総合評価=8点

1 THIS SHIT
5点
2 PULLING JOKE "Yo! by 4"
4点
3 HARD BLOW
4点
4 NONSENSE
3点
5 DUSTY
5点
6 TWO EXTREMES
4点
7 ONE PERSON
3点
8 PT BLUES
3点
9 DYING
3点
10 DESTINY
3点
11 PULLING JOKE "Yo! by 2, DULLNESS"
4点
 3rd。2ndで確立したオリジナリティーを更に押し進めた力作。音質も向上し、リアルでパワフルな仕上がりになっている。 演奏面でも全パートが表現の幅を広げ、楽曲の深みを増している。 特にウッドベースに持ち替えた泰治のプレイが今まで以上に光っている ドラムはツーバスを導入しているが、味付け程度。なお、本作よりレコーディング時にクリックを使用。 #1や#5の曲展開は悶絶。なお、タイトルはハードコアバンド、KILLING JOKEをもじったもの。

TEETH SELLS...BUT WHO'S PULLING?
2003/1/28購入(2003/1/22発売)総合評価=8点

1 WHAT'S THE END(MONOTONE SPACIAL)
3点
2 YES, PULLING, YES
5点
3 GOOD LUCK
4点
4 MY SOUL IS MINE
3点
5 CRY
3点
6 THE EDGE
3点
7 PAIN AND PATIENCE
3点
8 FLY
3点
9 YES, PULLING, YES(HOYA HEAVINESS VIRSION)
4点
10 A NEW ACTUTE PAIN(WHAT I NEED IS A NEW ACOUSTIC GUITAR VERSION)
4点
11 PULLING IS MY BUSINESS...AND BUSINESS IS GOOD
5点
12 JUST LIKE A GHOST
5点
13 YES, PULLING, SLAPPING, YES
4点
14 THIS SHIT
5点
15 HARD BLOW
4点
16 YES, PULLING, SWING, YES
4点
17 WHAT'S THE END
3点
 メジャー進出第一弾となる変則的再録ベスト盤。ただの寄せ集めでないところがらしくて良い。 過去の曲はより強力に仕上がっている。また、バージョン違いだけでなく、歌詞違いなんてものまでも。
 単にヘヴィなだけではないSUZUKIのひとくせもふたくせもあるギターサウンド、リフ・ギターソロはかつてないほどに自信に 満ち溢れているように感じる。泰治のビッチビチのスラッピングベースの心地よさは言わずもがな。 キレという点では前任者に劣るものの、新加入のドラムは非常にパワフル。SUZUKIの歌唱も確実に説得力を増している。 メジャーのメリットを活かしたアッパーグランドでの活躍を期待してしまう。なお、名曲"WHAT'S THE END"は共にプロローグ、 エピローグ的に用いるに留めている。ニクい!

FOR WHOM ARE TEETH PULLING
2003/4/23購入(2003/4/23発売)総合評価=8点

1 RULE
4点
2 PULLING TEETH
4点
3 MESSAGE
3点
4 BRAIN HOLIDAY
3点
5 HERETIC 4点
6 COFFIN
3点
7 PEACE
3点
8 HE SAID, "RETURNING ALIVE IS IMPOSSIBLE"
3点
9 LULLABY
3点
10 DEVIL
4点
11 FOLLY 4点
12 THEME FOR A MAN WHO ASPIRES TO BE A DRAGON
3点
 メジャーレーベルのユニヴァーサルに移籍しての4th。今まで極めてコンパクトにまとめ上げていた楽曲群も、 本作では12曲で39分33秒と、聴き応え十分。サウンドの鍵を握る泰治のウッドベースやSUZIKIの洗練されたカッティングを よりフィーチャーさせると共に、曲作りの面でも得意のレトロ系サウンドがふんだんにブレンドされており、 彼ら独自のカラーをより深化させることに成功している。SUZUKIのリフワークもさることながら、 コードワーク・構成力が光っており、今までになくメロディアスなフレーズを多用している点にも注目だ。

 #1は一瞬メタリカが始まるかと思っただよ。これから始まるプリングワールドに、聴き手をワクワクされるようなオープニングで、 こういうのは個人的に大好き。#2はお客さんの大合唱を期待しているであろうコーラス付。#3はタイジの筆による楽曲。 ソングライターが2人になれば楽曲に広がりが出来ると思うので、気は早いが今後が楽しみ。#4は新境地であるほのぼの系のインスト。 良い意味で力の抜けたスズキのソロがクール。#5は叙情的とも形容できるナンバー。でも決して甘くなることはない。 日本的なテイストを感じさせる#6、8は先の読めない展開がなんとも面白い。 めくるめくリフワールドが展開される#10は圧倒の一言。 ただ本人もあまり本腰を入れて書いていないようだが、楽曲とは対照的に歌詞の薄さがやはり気になる。

P'EM ALL
2004/6/26購入(2004/6/9発売)総合評価=8点

1 PULLING IS MY BUSINESS...AND BUSINESS IS GOOD
5点
2 COFFIN
4点
3 DEVIL
4点
4 THEME FOR A MAN WHO ASPIRES TO BE A DRAGON
4点
5 PULLING TEETH
4点
6 FOLLY
4点
7 DUSTY
4点
8 THIS SHIT
5点
9 MESSAGE
4点
10 HARD BLOW
4点
11 HERETIC
4点
12 PULLING JOKE
4点
13 FOLLY
4点
14 YES, PULLING, YES
5点
 映像作品としては2作目にして初のDVD作品。昨年秋口から今年の春先まで、約半年間のライヴの模様が収録されている。 個人的には東京でのライヴは殆ど行ってるので、おぉぉぉ!あの時の!と、観ていてある種特別な思いを感じると共に、 いつの間にかその日、というかその場に戻ってしまったような感覚に襲われたり。いやマヂで。演奏は思った以上に粗いが (ライヴではコーフン&爆音のためそんなに気にならない)、手直し一切なしのリアルサウンドには男気を感じる。 プレイ面ではトモヤが凄い!!本当にすばらしいドラマーであることが分かる。オフショットも程よく収録されており、 ステージ上のイカつい表情からはとても想像のできないスマイリーなメンバー及び仲良しバンド群との絡み見られる。 画質、音質共に良いとは言えないが、充実の内容と57分30秒というボリュームで価格は破格の2,500円!"買い"です。 隠しトラックもまたいい。

 私事ですが、自分のシャウトを2発ほど確認。エンドロールに「てつろヲ@HANGER59」と出るのは一生の思い出となりました。 スタッフやメンバーの心意気に感謝の気持ちでいっぱい。