BAT CAVE
「A DEEP TIES Vol.17」
@新宿LOFT 2003/2/1

-MINOR LEAGUE SET LIST-
01 PRESENT MOMENT
02 TRIP ANSWER
03 PERFECT WORLD
04 高見(新曲)
05 NOW, IS IT IN HEAVEN?
06 BEAUTIFUL COMPLEX
07 MZUKARASUSUNDE

-BAT CAVE SET LIST-
01 心の自殺
02 LION
03 REASON FOR PRESSURE
04 NOTHING AT ALL
05 PEOPLE,GET BACK
06 THE OTHER ONE IN MY MIND
07 HE WHO CAN NOT BE NAMED
08 CLOSE MY EYES


第1章〜はじめに
 寝坊にて18:40新宿駅東口到着。余裕ぶっこいて吉野家にて腹を満たした後、会場となる ロフトへ。「お目当てのバンドは?」との問いに、 「バットケイヴ(-。-)y-゚゚ ゚」と答え入場。お客さんは十分入っている。 ステージは丁度2バンド目のセッティング中だった。物販ではJIBIとPONCHがえいやっ!と無邪気に指スケボー(?)をやっている。。。
 荷物をロッカーに詰め、ベンチの方へ。間もなくするとスクリーンから在りし日のメタリカの映像が消えた。


第2章〜DOOR MAT
 19:07、スクリーンは下がったままの状態で、SEに合わせ赤いスポットライトが点滅する。幕が上がると オレンジ色の揃い衣装(左記フォト参照)でメンバー登場。ヴォーカルが猛烈な勢いでシャウト!!!! 「お前らの顔を見せてくれ!もっと前に来い!!お前らみんな食っちゃうぞ!!」そして超ヘヴィなサウンドが 場内を覆い尽くす。なかなかよい感じだ。竹中直人風ヴォイスでよく喋るヴォーカル。しかしMCはちょいサムめ。 「イランから来ました!オヤジはイラン人です!」また、固定資産税が大変で、 こんなことをやってる暇ではないらC。子供はインフルエンザらしいし・・・。
 それまで比較的静かだったお客さんも、ラストではスゴモッシュが起こる。その途中、ドラムが客席ダイヴを決行! しばらくの間、人の上を泳ぐ。(19:34終演)


第3章〜MINOR LEAGUE
 19:50、場内暗転。セッティング中、セクシィねぇちゃんが前列に集まっていたので、てっきり次はユースクエイクかと思い ベンチで余裕をかましていたところに聞こえて来たのはズンドコズンドコ・・・ゲッ!マイナーリーグじゃん! そそくさとメインフロアに移動。いや〜、久しぶりですマイナーリーグ。こんなに前で観るのは初めてかもしれない。 1曲目は"PRESENT MOMENT"。ヘヴィなパーカッションのリズムにドラムが加わり、とんでもないリズムが生まれる。 亨が一発シャウトをキめ、激烈パートに。人数は少ないが、早速モッシュが起こる。間奏にはアレンジが加えられていた。続いて"TRIP ANSWER"、 "PERFET WORLD"が立て続けにプレイされる。物凄い様相で叫ぶフロントマン×2。汗だくの亨はぺとぺととステージに 痰を吐き捨てる。若干のインターバルを挟み、新曲(?)。一緒に唄えそうなパートの多い、シンガロング系のナンバーで あった。MCの類は一切排除。"NOW, IS IT IN HEAVEN?"、"BEAUTIFUL COMPLEX"、そしてラストは"MZUKARASUSUNDE" で締められた。ギターの音に元気がなかったのが残念だったが、彼らのパフォーマンスは相変わらずアツいものだった (20:12終演)


第4章〜YOUTHQUAKE
 20:28、場内が暗転すると壮大なオペラチューンが鳴り響く。ユースクエイクを観るのはこれで2回目。メインフロア 前方にはギャルが密集している。。。HIME(Ds)の軽いフィルインで1曲目が猛然とスタート。物凄いスピード感、しかし 唄が聞こえない・・・。すずしい顔をしてバカテクフレーズを披露するギター。彼らを単なるヴィジュアル系と侮るなかれ。 音楽性はかなりブルータルな領域に入る。ブルータルなメロデス・・・アークエネミー的と言ってもよいかも しれない。「オラ〜!温まってるかー!今日はロフトに集まってくれてありがとー!! サイコーに盛りあがっていこー!元気出していきましょ〜〜〜!!」という、ちょと懐かしい風情のMCを カマしつつ、厚い化粧の下にさわやかな笑顔を見せるHIYORI(Vo)。好感度かなり高し。その後もスピードチューンを 連発。ドラムがスゴい。ギターも上手い。 「楽しんでるか〜〜い!?(楽器隊:ジャーーーン!!)嬉しいです。ホントにありがとっ!今日初めて観てくれる人も いると思うんですけど、轟音に脳みそと体を任せて楽しんでみてやって下さい。俺達で盛り上げないと、 俺らの後にバットケイヴ、フルトラップという、超強力なバンドが2つ出てくるから、フルトラップのSHIGEちゃんに 「HIYO君こまるよ〜っ」って怒られちゃうので(笑)、しっかり楽しんでくれよ〜〜〜!!(楽器隊:ジャーーーン!!)」 という、またしてもちょっと懐かしい感じのするMCに、メロイックサインの山が広範囲に渡って築かれる。 僕はこの光景を見て、彼らはこのライヴで新たなファンを獲得したことを確信した。続いてプレイされたのは"INVERT"。 彼らのパワーはホントに凄い。オフィシャルで試聴も出来るので聴いてみてくだせー。(20:52終演)


第5章〜BAT CAVE
 ユースクエイク終了後、バットケイブに備え、トイレへ。失禁したら大変だからね。その後ドリンクカウンターで エヴィアンをゲッチュー。だからいつも冷やし過ぎだっつーの!その後アユミ氏と遭遇。緊張しつつも話してるうちに スパッと場内暗転。そそくさとメインフロアへ移動した。あれ?ユースクエイクが終わってお客さん減ってる?

 21:07、SEはいつも通りラップ。暫くするとメンバーがぞろぞろと姿を現す。1曲目は"心の自殺"のアレンジヴァージョン。 バットケイヴワールドへやさしく誘(いざな)われる。そして本編に突入。縦ノリを交えつつ、緩やかに盛り上がる。ピックスクラッチを1発キめた後、"LION"へ。この曲のイントロでは必ずと言っていいほど モッシュが起こる。僕も軽く1周程度すっ飛ばされる。続いて"REASON FOR PRESSURE"。毎回音色に変化を加えて いるウッチーのイントロ。今日はカリコリ度が高かった。この曲のノリは本当に素晴らしい。曲が終了するなり 沸き起こる「バットケーーイヴ!!!!」コール。それとは対照的に落ち付いた口調のJIBI。 「今日はフルトラップの企画のディープタイズに呼んでもらってありがとうございます。(PONCHI:キュキュキュ)ま、楽しんでって下さいホント。 元とって帰って下さい!(PONCHI:キュキュキュキュキュキュ・・・)」 そしてウッチーの4弦解放がズンズンズンズン・・・ズンズンズンズン・・・と、 ボクラの身体を振動させる。「ちなみにモッシュして死ねって曲です」と加えるJIBI。 "REASON FOR PRESSURE"だ。モッシュが気持ち良い。がしかし、後半ポンチにギタートラブルが。 曲終了後、「昨日からなんか、ギターの調子が悪くて、呪われ中です・・・」とJIBI。 「コウモリの唄」の告知でつなぐも、思った以上に復旧に時間がかかる。やむなく緑のキラりんギターから黒の BCギターにチェンジ。話すことがなく困るJIBI、ベースをつまびくウッチー、なにもしていないYUSUKE(笑)。 「やーまんトラブってすいません」とPONCHI。"A NEW LEVEL"を弾き出すウッチー。 間もなくギター復旧。それを「やーまん!」という一言でお客に知らせるPONCHI。

 「スイマセン・・・あの〜、どうやってテンション上げればよいんですかねー、こんな時は(笑)。 。。とりあえず曲やります」とのMCに導かれプレイされたのはなんと!なななんと!! "PEOPLE,GET BAAAAAAAAAAAAAACK"!!!!!!!!だった!!うひょ〜〜〜〜〜〜!!!! ついに復活!!復活だ!!!!もー、封印されて久しかったこの名曲も、ついに再び日の目を見る時が来た! がしかし、感動したのも束の間、いかんせん音が薄い感じが・・・。なんとなくまとまっていない感じがした。でもまた 演って〜〜〜!!「ピポゲッバーーーーーー!!」の大合唱、気持ち良く叫ばせて もらいました。長いフィードバックに続いては"THE OTHER ONE IN MY MIND"!!!!!!!!ヤヴァい!!!!自然発生する モッシュサークルに僕も身を委ねる。タマんないよーーー!!ギターサウンドもすっかりゴキゲン。 これほどアドレナリンが放出する曲が他にあるだろうか?あった!!続いては "HE WHO CAN NOT BE NAMED"!!!!!!!!!!!!!!!イントロで 「上がって来いよ!!」と客を煽るJIBI。最近落ち付いたMCの多いJIBI氏、 やっぱ煽りの方が様になる!もうサイコー!!!!依然モッシュピットは絶好調!!!!ピースな感じも良いけど、 やっぱヘイトなのもイイ!!ラストで沸き起こる「FUCK OFF!!」のコーラス、ステキ過ぎ ます。そして最後は"CLOSE MY EYES"。なんてドラマチックなギグだったのでしょう。とんでもないバンドです。(21:46終演)


最終章〜FULL TRAP
 汗だく。ベンチに座って呼吸を整える。
 22:00、場内暗転。激烈なメタルナンバーで幕を開ける。彼らを観るのはWAY OF THE BF以来2回目。 四方に尖ったギターとランダムスターモデルのベースは健在だ。客さんの盛り上がりも凄まじい。正直、こんなに 人気があるバンドとは知らなんだ。タイトルは知らないが、WOBFん時にも演った曲だ。ギターとベースのライトハンド が鮮やかにキまる。「えー、ディープタイズも3周年。こんなに集まってくれて ありがとーーー!!(観客:イェェェィ!)そんなこんなでですねー、うちらはレコーディングしちゃいました!!(観客:イェェェィ!) やっと録り終わりました〜(泣きマネ)。BETCHIはダメ出しをくらいもう1回弾きました昨日。お正月は田舎にも帰らず。 福島にもかえらずバイトもしてました。全10曲!セカンドゥアルバムを、無事収録 いたしまして、残すことろはマスタリングという作業だけになりました。発売は春。 今までにない最高傑作ができました。それとこのディープタイズも来てくれた人がいたから3年続けられました。 で、でな、新曲を今日1曲やっちゃおうかと、昨日練習してきました!(観客:イェェェィ!)今回は色んな曲を録りました。 B-DASHみたいなのから、ルナシーみたいなのまで。(会場:爆笑)うそだと思うなよ!ホントだからな(笑)。」 観客とのやりとりを交えつつ、うんぬんかんぬん、BETCHI氏、MC長過ぎ(笑)。そして新曲をプレイ。重厚なコーラスを 背負いながらズンズン疾走する激メタルナンバーが炸裂!知らない曲でもお客さんはノリノリ。

 「次のライヴは・・・明日だ!明日来い!俺も来ます。(観客の心:当たり前だ!!) レコーディングが終わり、酒を飲んだり、ゲームとかしたりしてます・・・ゲームとかしてる?ゲーム、やりましょう。 今はパソコンのゲームがアツいですよ。決してエロゲーじゃありません(笑)。俺は毎日パソコンに向かってます。 パソコン持ってる人!(観客:ハーイ!)さすがアイテー革命。(ココから全て福島弁) 知ってるんのかアイテー?アイテー革命だもんね。うちのバンドもホームページたるものがございまして。 ヤフーとかあるべ?そこにいくと、そこさ、フルトラップって入れっと、フルトラップオフィシャルサイトって出っから、 そこさ飛ぶと、ウチのホームページに行けっから!ライヴスケジュールとか見れっから!そーゆー時代なんだよ今は! !あ?そーゆー時代なんだよ!!しかもおまえインターネットで予約できんだから、チケットが。大丈夫? ゲームやって、ウチのホームページに来るように。」大爆笑。完全にライヴの進行を無視したBETCHIのMC最強。 空気、完全に冷めてるし(笑)。まぁこれでいいのか。ヴォーカルによる物販の告知に続いて、再びしゃべりたくるBETCHI。 メタル界の明石家さんまですか?「藤田まことには負けません。コマ劇よりもアツいステージを 見せます!」らC・・・。彼らの曲は一切妥協のないメタル。ただ、ヴォーカルの存在感が薄い。 もう少し力強さが欲しいところ。

 ラス前、もっとやれー!の客の声に「じゃー明日も来りゃいーじゃん。明日来いよ。」 と口を尖らせるBETCHI(笑)。「あれ、あれ行くのか、ハルフォード。(観客:無反応)・・・ なんでもねーよバーカ!(観客:笑)レコーディング中にボンジョビ観に行ったんだけど(観客:爆笑)、ちょっと泣いたわ俺、 あんまり良くて。びっくりした。ジョン。明日はボンジョビも聴けるかもしれません。 来るように!(観客:ウォォォォォ!!)あ、いまオーって言ったヤツ、顔覚えたかんね。」なんていうやりとりが 延々続く。「ラスト行くぜー!」と、エックスTOSHIのモノマネも披露。場内爆笑。 この人マジでサイコーだ(笑)。しかし若いのに結構みんな知ってんのね。やっとBETCHIのトーク(MCの領域越えてるべ)が終わり、 ワーミーをカマしたヘヴィなリフを持つナンバーで終了。
 曲が終了するなり沸き起こるオイオイコール。しかし客電点灯。SEが流れ、本日全ての公演の終了が告げられた。 (22:35終演)

 フルトラップ、持ち時間の半分近くがトークという恐るべきバンドだった。(ズコッ)


©2003 HANGER59