BAT CAVE(LAST LIVE)
『ARTERY OF LOUD』
@渋谷club QUATTORO 2005/4/10



-SET LIST-
-BAT CAVE-
01 DEEP CAVE
02 THE OTHER ONE IN MY MIND
03 OBAY
04 心の自殺
05 NOTHING AT ALL
06 EPIC
07 STORIES OF THE PAST
08 RESOLUTION
09 FREDDY KLUEGER
10 CLOSE MY EYES
-encore-
11 people,GET BACK
12 HE WHO CAN NOT BE NAMED


-MINOR LEAGUE-
01 LAST HOPE
02 MORNING DEATH
03 NOW, IS IT IN HEAVEN?
04 酔音
05 PRESENT MOMENT
06 送信から応答
07 MIZUKARASUSUNDE
08 青い空


-SUNS OWL-
01 4735DAYS LIKE HELL
02 SUCCESSION OF THE TRUTH
03 RECHARGED
04 KERBEROS
05 HORSE OF IRON
06 UNBOUND
-PULLING TEETH-
01 (新曲)
02 YES, PULLING YES
03 PULLING IS MY BUSINESS
  ...AND BUSINESS IS GOOD
04 THIS SHIT!
05 DEVIL
06 MESSAGE
07 COFFIN
08 (新曲)
09 PULLING JOKE
10 MY SOUL IS MINE
11 NO BODY
12 (新曲)
13 PULLING TEETH
14 FOLLY
15 YES, PULLING YES


-SPANAM-
01 記憶の持続性
02 a quiet revolution
03 (新曲)
04 regret and anxiety
05 癒












第1章〜はじめに
 17:20、渋谷駅到着。食欲はあまりないが、腹が減ってはモッシュはできんということでリンガーハットにて長崎ちゃんぽん(゚д゚)まいうー。 軽く額に汗なんかかいちゃいながら、太麺をすする。ジルテック持ってくるの忘れたー!!!!コップに2杯水をから店を出る。 歩道橋を渡り、怪しげな人からティッシュを貰ってからセンター街へ。薄着のねーちゃんら。 「えー、全然黒くないよー。」と、ギャル男と談笑するガングロギャル。人混みのセンター街から隣の道に抜ける。 歩を進め、遠くの方にパルコの看板が見えると妙な緊張感に襲われる。どういう脳の判断か、歩く速度を落とされる。 徐々に気持ちが重くなる。

 18:00、パルコ到着。エスカレーターと階段を使い5階へ。気分が重い。しかし行かねば。 チケット半券を切られ、1歩進むか進まないかの地点でJIBIのニューバンド、PROPAGANDIZのCDを受け取る。 聞き覚えのある声に顔を上げるとそれはJIBI本人だった。ややパニック状態で「てつろヲです・・・あ、あの、よろしくお願いします」と挨拶。 何が「よろしくお願いします」なんだか。N.O.I.Q.炸裂である。そんなきょどり気味の挨拶だったにも関わらず、グーの手を胸にボンッ!と当て応えてくれるJIBIさん。

 コインロッカーにて身支度を整え、6階へ。開演30分前にも関わらず客入りは上々。右スピーカ前にはDJが。 メインフロアにしゃがみこみ、スパナムの登場を待つ。


第2章〜SPANAM
 18:17、開演予定時刻が13分繰り上げられ、場内が暗転する。やはり5バンドで18:30スタートは無理があったか。 メンバー登場に場内大盛り上がり。ステージ中央に立ち、人差し指を立てた両腕を上げる秦。その横でギターを高々と掲げるカバ。 それに応える何本ものお客さんの腕。「ヘヴィロック、ヘヴィメタル、ハードコアそんなもんかんけーねー!!!! 独特な、日本のスパナムっていうロック見せてやるからヨロシクゥ!!!!」というMCに悶絶!!!!!!!!!!!!!!! これで何かがブチっと切れた人も多かったのではないでしょうか。シビれました。1曲目は"記憶の持続性"!!!!!!!!!!しょっぱなからクラウドサーファーが登場! 激しく上半身を折るカバとヤシ!鬼の様相で絶唱する秦!!今日のスパナムは強力だ!!!!!!!!!!!!!!!歌詞知らないのにコーフンして一緒に唄ってしまっただよ。 間を開けずに"a quiet revolution"。出だしで演奏を止め、タメまくる。沢山の腕が上がるフロアを見渡し、 「後ろも手を上げてくれー!!!」と秦が客先後方を指差せば、さらに広範囲に渡って腕が上がる。 絶景である。タメた分、一気に爆発!!!!!!!!!!!!爆風を受けたようにモッシュピットも一気に沸き立ち、ボコンボコン波打つ!!!!!!!!!!超ハイテンションな演奏。 キッズの華麗なる客席ダイヴが弧を画き、エンディングに華を添える。そのままゴリゴリとオルタネイトピッキングを続けるカバ。それに加わるドラムとベース。新曲だ。 壮絶なシャウトをかます秦。体力配分無視のモッシュピットは依然大盛り上がり。スクリーンにはスパナムのイメージ映像がずっと流れている。

 観客への感謝の言葉を述べる秦。続いては"regret and anxiety"!!!!!!!!!!!!タマらん!!!!!!!!!!!!ノらずにはいられない。 カックンカックンと。またもアーティスティックなダイヴをキめるキッズ。すばらしすぎる。 中盤、右、中央、左の順番で指をさし、観客を壮絶なシャウトで煽る秦。そして見事なリアクションでそれに応える客。すばらしすぎる。 今日のスパナムはヤヴァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!! こりゃ過去最高のカッコよさかもしれん。観客の盛り上がりとの相乗効果のせいだろうか?今までこんなに彼らをカッコ良く思ったことはないと思う。 しかし皮肉にもこれが現編成でのラストライヴ。ベースのヤシが脱退してしまうのだ。

 ラストは"癒"!!全身でベースを弾くヤシ。正直、スパナムというバンドに深い思い入れはないが、彼のプレイだけは初めて見た時からカッコいいなぁと思っていた。 彼の抜けのよい、クリアでパワフルなベースサウンドは今日もズ太くスパナムの楽曲を支えている。波打つモッシュピット。 と、ここで僕の後ろにいた人が大きな花束を持ってフロアを前進!それを頭上に掲げ、モッシュピットをかき分け最前列付近へ。 その姿勢を保ったままその場でノリノリに。秦の面前で縦にフワフワと揺れる花束(笑)!!!! 間奏が過ぎると感極まったか、秦の歌声が幾分涙まじりに・・・。それを堪える様に熱唱する秦・・・これにはこちらもグッときた。 曲がエンディングを迎え、沢山の腕が上がる中、ようやく花束がヤシの元へ。大喝采の中、マイクを通し観客に感謝の言葉を述べるヤシ。 モーレツに感動しました。。。(18:40終演)


第3章〜PULLING TEETH
 18:55、場内暗転。今日もダイナミックなトモヤのドラミングで幕を開ける。新曲だ。彼のビートは本当に心地よい。 それに加わるスズキの超ヘヴィなパワーコード。おおおおおおおお!?今日のギターサウンドはすこぶるいい感じだぞ!!音もデカいし!! 極悪でキャッチーなギターリフが炸裂すると場内は大歓声に包まれる。真っ赤な照明に染まるステージ。 本編に突入するなり危険なモッシュが沸き起こる。ミドルレンジをブーストさせたサウンドでソロを弾きまくるスズキさん。 お客さんも大分この曲のノリに小慣れてきた感がある。続いては早くもキました"YES, PULLING YES"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ピットはめちゃくちゃーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!あぶないあぶない!!!! 続けざまに"PULLING IS MY BUSINESS...AND BUSINESS IS GOOD"が炸裂!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!これは危険!!!!!!!!!!!! ダイヴにモッシュのお祭パーティー♪♪♪うおぉぉぉおぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!お客さんのコーラスもちょーデカい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 中盤はさらに危険!!危険!!!!!!!!!!危険!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! タマらん!!!!!!!!!!!!ちょーサイコウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 簡単なMCを挟んでキました"THIS SHIT!"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!何度も言うが今日のスズキサウンドはサイコウ!!!!!!!!!! ゴキゲンなリズムに合わせボッコンボッコン暴れまわる人間達。曲が加速すれば動きも加速。 オイオイコールに「THIS SHIT!!!!!!!!!!!!!!!!」のコーラスもばっちり。この一体感はスゴい。 プリングのファンは完全に曲の一部となり、溶け込んでしまっているようだ。曲が終われば大歓声に包まれる。

 続いて勢い良くトモヤが叩き出したのは"DEVIL"!!!!!!!!!!!ザックザクのリフとバッキバキのスラップがサイコウの調和を見せる。 マジでたまらん!!!!!!!!!!!!ヘドバンも捗っちゃう♪モッシュピットは当たり前のようにまだまだ危険。 ドッコンドッコンというリズミカルなビートは"MESSAGE"の幕開け。それに加わるクールなスラップ。さらにスズキさんの重厚なリフが加わる。 泰治とスズキのリフ合戦が始まれば沢山の観客の腕が上がる。それを仲裁するように爆裂フィルを炸裂させるトモヤ。 それに合わせおりゃりゃりゃりゃーーー!という感じで指板を思いっきりスライドさせるスズキ!!!! このスズキさんのかわいい動き(語弊覚悟)のマニアも多いことだろう。続く"COFFIN"で一旦クールダウン。見事なギターワークを見せるスズキ。 続いてかなり激しい新曲に大暴れのモッシュピット!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!この落差はスゴい!!!!!!!! "PULLING JOKE"に続いては久々にキましたーーーーーーー!"MY SOUL IS MINE"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! これには燃える!!!!!!!!!!!!!! ちょーーーーーーーーーーーーイカすずぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!ホントにこの曲はライヴ映えする。 あまり暴れる人がいないので、たっぷりと気持ちよくモッシュさせてもらいました!!イェ――――――――――――――――――――!!!! イェ――――――――――――――――――――!!!!のパートでは沢山の腕と声が上がる。

 昔の曲が続き、"NO BODY"がプレイされれば再びモッシュピットはバーニング!!!!続いてさっきのよりもっと激しい新曲へ!!!! メロディアスなメインリフから泰治のスラッピングをきっかけに暴発!!!!!!!!!トモヤのブラストがヤヴァい!!!!!!!!! 新作が楽しみである。 続いて"PULLING TEETH"。ジャーマンメタルもびっくりのお客さんのぶ厚いコーラスが強力!!!!おーおーーーーおおー♪ちょーイカす。 続く"FOLLY"で激しいオイオイコール。本編突入でモッシュは加熱!!!! 間奏ではドラムキットから顔を突き出すようにしてスズキさんとアイコンタクトをとるトモヤ。ガッツンガッツン加速するようにエンディングを迎える。 そしてラストはもう1回"YES, PULLING YES"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ピットはめちゃくちゃーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あぶないあぶないあぶないあぶないあぶない!!!!(19:25終演)


第4章〜SUNS OWL
 19:44、プログラマー加入効果か、登場SEはとってもダンサブル。メンバー登場に沸き立つモッシュピット。 一種異様な雰囲気を感じたのは僕だけだろうか。個人的にテンションが上がっていたこともあるのだろう。ステージからキョーレツなオーラを感じた。 クリック使用のためか、4カウントで始まる"4735DAYS LIKE HELL"。久々に聞くGOの壮絶な祭太鼓。 広範囲に渡るデスモッシュ。プリングの時とは密度が違う。テキサス帰りのサンズオウル。 黒のテンガロンハットを被る真島のTシャツにはデカデカと「FUCK YOU ALL I'M FROM TEXAS」と印字されている。 久々に聞く彼の声はやはり強い。サブのギターもゴキゲンだ。が、GOのリズムにぎこちなさを感じる場面も・・・なんかやりづらそうだ。 注目はアグレッシヴなステージングで観客を煽る新加入のMOMO(Ba)。特徴的なスタイルで6弦ベースを高い位置弾く。ムッキムキだ。 曲が終わるば余裕のピースサイン。少し間を置いて、ドラムとベースだけで"SUCCESSION OF THE TRUTH"のようなイントロが始まるが尻つぼみに・・・。 ミスか?中途半端に間が空いた後、やはりいつの間にか"SUCCESSION OF THE TRUTH"が始まる。プログラマーとの連携がまだ不慣れなのだろうか。 この辺は改善の余地有りだ。そんなことはお構いなしに沸き立つモッシュピット。プログラマーの髪型は重力に逆らっている。 黒ニットのサブは客を煽ることなく、もくもくとギターを弾く。今日のギターはVでなくポールリードスミスタイプのシェイプだ。 中盤の展開にさらに沸き立つモッシュピット。彼らの帰還を心待ちにしていたモッシャー達は、全身を使って喜びを表現している。

 続いて"RECHARGED"。ハットを取るMZM。露になった短髪に、出会った頃の彼を思い出させる。 4年前、まさにここクアトロで初めて彼の歌声を聴いたのだ。背中で腕を回すようにしてドラムを叩くGO。険しい顔だ。 曲が終われば英語で礼を言うMZM。そいえばさっきも「ALL RIIIIIIIIIIIIGHT!!!!」とか言ってたし、曲紹介も全部英語だ。 アメリカ帰りは違うぜ、と思えば、やっと日本語で話し出す。心なしか二井原(LOUDNESS)っぽいしゃべり方になってるのは気のせい? SXSWというイベントだけでなく、ニューヨークで2回ライヴをやってきたらしい。 そのイベントでニューヨーク、L.A.、カナダのレーベルからオファーが来たのとの報告を受け、場内は大歓声に包まれる。 「・・・何が言いたかったのかというと、日本のラウド系のバンドは質は低くないし、カッコ悪いこともやっていない。 ただ、きっかけがないだけで、俺達はとんでもない音楽を演ってるんじゃないかってことを・・・お前らに言いたかったんだよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」 と、息を切らしながらも自信たっぷりにMZM!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!場内コーフンの大歓声!!!! 近未来的な電子音に続いて始まったのは"KERBEROS"!!!!!!!!!!!!!ちょーーーーーーーーーーーーイカすずぇえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!! タマらん。場内激・激・激モッシュ!!!!!!!!!!!!!!照明抜群!ストロボサイコーーーーーー!!!! サビでは前回見た時と同様に左耳を手で抑えながら音程をとるMZM。

 曲が終わり、MZMによるメンバー紹介。 「今までのものを引き継ぎながら、自分の味をさらに加えていかなければいけない、とても重要なポジション」 と紹介されたのはベースのMOMOだ。人選にはかなり迷ったらしい。 続いてはHAYASE(プログラマー)の紹介。なななんと、STATIC-Xのコーイチ(Gu)の一番弟子らしい!! コーイチって、一旦は抜けたけど、最近復帰した人だよね!?後任のギタリストがタイーホされちゃった関係で。 「4人編成での復活も考えたが、それだけでは面白くない」「音楽は進んでいくもの。俺達が今までの曲を今まで通りに提供しても、やがて飽きがくるでしょう。」 と、MZM鋭い眼差しがギラリと光る。とても誇らしげである。が、今日のライヴだけではHAYASEが加入して「良くなった」とは到底思えない。 曲間に空く妙な間はライヴの進行の妨げとなっているし、クリックを使っていると思われるGOさんのドラミングは少々窮屈そうだからだ。 曲のテンポも少し落としているように聞こえるが、例えそうでなくとも体感速度は低く感じるし、結果として勢いが損なわれている感じがする。 新体制になって間もないので仕方がないのかもしれないが、まだまだ改善すべき余地は残っているということだ。 それでも十分にカッコいいことは事実なのだが・・・。

 続いては"HORSE OF IRON"!!!!!!!!!!!!!ちょーーーーーーーーーイカす!!!!!!!!!!!! これで盛り上がらずにいられるか!!!!!!!!そりゃHAYASEの髪も立つわ!!!!!!! ラストは"UNBOUND"!!!!!!!イントロで「・・・俺達がサンズオウル・・・俺達がサンズオウル・・・俺達がサンズオウル!!!!!!!!!!!!!!!!」 としきりに繰り返すMZM!!!!これ、日本ラウドシーンに残る名文句だよね。名MCだよね。「俺達がサンズオウルだ!!」 って、結構むかしから言ってるもんね。歴史に残るよ。海外でも言ってるんかなー。是非そのまま日本語で言って欲しい名文句だ。 危険過ぎるメインリフに場内終始デスモーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっシュ!!!!!!!!! 危ない危ない危ない危ない危ない危ない危ない危ない危ない危ない危ない危ない危ない危ない危ない危ない危ない危ない!!!!!!!!! 完全に祭である。中盤ではもちろん「サンズ!オウル!サンズ!オウル!」の大コーラス!!!!!!!! このパート大好きよ。悶絶。演奏も素晴らしいが、照明が強烈に効果的であった。(20:25終演)


 去年くらいからだろうか、ライヴで一定の感動を超えると、「なぜ僕はメタルが好きなのか?」という自問が天から降ってくるようになった。 その度に僕は「この光景を見れば分かるだろ・・・」という自答を繰り返してきた。サンズのライヴでもその現象が起きた。  ―なぜ僕はメタルが好きなのか?― もはや言葉では説明できない感動を覚えた時に降ってくる言葉。 サンズオウルのライヴには言葉の限界を超えるカッコよさがある。これは本当である。是非沢山の人に観て欲しい。 冒頭で述べたオーラ、あの雰囲気は特別なものがあった。自身に満ちたMZMの眼光がヤヴァい。 これでもまだ改善すべき点があるところにこのバンドの恐ろしさがある。


第5章〜MINOR LEAGUE
 20:42、場内暗転。太鼓の調べを基調としたパーカッシヴなSE。メンバー登場で大歓声。ハウってる長島のギター。 ぶっきらぼうな亨のタイトルコールで始まったのは"LAST HOPE"!!!!!!!!!!!!!!!!!!モノ凄い立ち上がり!!!! これでモッシュピットができないわけがない!!!!!!!!!!!赤い照明にストロボが絡む。亨が鬼の様相でデス声をグオグオと。 早くもお得意のロボットダンスを披露。パイナップルヘッドもかなりいい感じになってきた! 続いて突然"MORNING DEATHがスタート!!!!!!!!!!!!!!物凄い体感速度!!!!ピット爆発!!!!!!!! 怒涛のドラミングで始まったのは"NOW, IS IT IN HEAVEN?"!レゲエ風味(?)なトーンで唄うというか語る亨。間奏で激しく踊っちゃう。後半の勢いもすごい。 いい曲だ。ニットを目深にかぶる匠が曲間に口を開く。「風邪気味だったんだけど、スパナムから全部見たら治っちゃった。 花粉症とか風邪の人は死ぬほど暴れて帰って。そしたら絶対治るから!」と・・・。(※僕は逆に風邪をもらって帰ってしまいましたι(´Д`υ)

 「新しいアルバムから」という匠の曲紹介で長島がリフを弾くが早いか、 「酔っぱらいの唄!」と珍しく曲紹介に加わる亨。鋭利なリフを刻み込む長島。ちょーヘヴィ。 ニットを脱ぎ捨てた匠がモニターに片足を上げ激唱!!!!!!!曲が終わり、特別ゲストとしてプリングのトモヤが登場!パーカッション横へ。 パーカッションがおもむろに叩き始めたのは"PRESENT MOMENT"だった!!!!それにトモヤが加わりさらにダンサブルに!重厚に!!!! タマらんアンサンブルを聞かせる。裏のリズムで手拍子を観客に求める匠。手拍子する観客。 リバーブも深まった終盤、そのアンサンブルも亨のシャウトで締められる・・・「ア゙――――――――――――!!!!!!!!!!!」と、怒涛の本編がスタート!!!!長いパーカスソロでは緑色にステージが染まる。ギターがノイズを加える頃、 サイドから加わるピンクのライト。亨のお経のような語りが始まる頃、全体が赤とピンクに。 後半は花形のバックライトがグルングルングルングルン回る。幻想的かつドラマティックなライティングがいい感じ。 間奏のラストは全開で照射!!!!!!!ま、まぶしい!!!!!!!!!!!!!モッシュはゆるめだが、ノリノリの観客。亨は直立不動で熱唱!!!! 間を開けずにプレイされたのは"送信から応答"!!!!!!!!!!!!! パカスカとパーカスががんばる中、ゲスト第二弾としてジェロニモの山田がアナウンスされる。タマらんビート。モッシュに床が揺れる。 クラウドサーファーも人の上を泳ぐ。 「レミレミレミーノオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!」とシャウトする山田。間奏ではやはりレゲエ風語りの亨。

 関係者、観客へ感謝の言葉を述べる長島。真面目なMCに最後は「あざーっす!」と照れ笑い。 しばらくの静寂を経て(懸命なファンは次に何が来るか察しただろう)、おもむろに唄いだす亨! "MIZUKARASUSUNDE"である!!!!!!!!!!!!カ、カコイイ!!!!感動したので僕も一緒に唄っちゃう!もちろんお客さんも大合唱!!!! 久々に聞くと、より良いねぇ。本編突入で爆発するピット!!!!!!!ス、スゴい盛り上がりである!!!!!!!!!!!!!いいぞいいぞいいぞいいぞ!!!!!!! バンバン飛び出すイカすリフ!!!!!!!!!そしてラストは"青い空"でさらにピット大爆発!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!クラウドサーファーにダイヴァーに!!!! くっしゃくしゃな顔でアツいシャウトを披露する匠!モッシュピットはどこまでも激しく!!いーかん!じぃーきぶんヽ(`Д´)ノ!!!!!!!!!!!(21:10終演)


最終章〜BAT CAVE
 "マカレナ"の替え唄(マリファナ?)が流れる中、ステージに現れるバットケイヴの楽器隊。こうして彼らのセッティングを眺めるのも今日が最後。 スキンヘッドに茶色を基調としたニット帽を被る、ダボTのポンチ。頭に巻いたバンダナをおでこで結ぶユースケ。 ウッチーのピンク髭はヘソまで届かんばかりに成長している。リョースケはいつも通りシャツを着ている。彼はTシャツ着ないのかね。

 フロア横に設置されたスクリーンに「FIVE YEARS IN THE CAVE」に付いてたDVDの素材を再編集したと思われる彼らのヒストリー映像が流される。 観客は一斉に回れ右状態。渋谷CYCLONEでのワンマンを彷彿とさせる光景だ。 "DEEP CAVE"の時、隣にいたSUNさんに「今日のオープニングはこれを演って欲しいものだよヽ(`Д´)ノ!!」などとしゃべっていた(※後程ビックリな結果が・・・)。 そのワンマンライヴ、ON AIR WESTでの観客ステージなだれ込みまくり映像、BEAST FEAST2001での勇姿等々、そしてやめればいいのに"鼻クッキー"まで。。。 映像が流れ続ける中、DJ-KZがいつもの登場SEを流し始めた・・・。


 21:35、場内暗転。いつも通り、ふつーにメンバー登場。客を煽ることもなく、それぞれが定位置につき、スタンバイする。 そのまましばらくSEだけが流れ続ける。数十秒後、なななんとユースケのライドシンバルがカ〜〜〜ン・・・と一発!!!!!!!!!!!! ぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉマジでキタァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 静寂の中、目一杯ためながらライドの音を揺らし進めるユースケ!!!!!!!!!!!!!!ワナワナを上がるテンション。嬉しくて笑わずにいられない。 この時僕はかなりニヤニヤしていたことだろう。そしてチャイナ2カウントキタ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ズ――――――――――――――――ンと!!!!ズ――――――――――――――――ンと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! しかもポンチとリョースケのツインギターで!!!!!!!!!!!!!!!ちょーイカす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ズズズズズン、ズズズズズン、ワォワ〜〜〜!!というポンチのワーミーが懐かしいよ!!!!!!!! スパっと音が切れるブレイクもイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!再び静寂に襲われるクアトロ・・・。個人的にはBACK TO 2001である。 バットケイヴとの出会いはまさにこの場所・この曲だった・・・。あの時の光景は今でも思い出せる。とにかくカッコよかった。 ユナイテッドが目当てだったんだが、日本にはまだこんなにカッコいいバンドがいたのか!!!!と驚かされたもんである。 あれから4年が過ぎようとしている今日、彼らは散ってしまうのである・・・。

 ブレイク後、まだゆるやかなパートであるにも関わらずモッシュが展開される!!!! 真っ赤な照明が場内を染め上げる。うねうねと人の波ができるモッシュピットはまるで血の海だ!!!!ポンチの下品なワーミーサウンドがタマらん!!!!!!!!!!!!!!! そしてキましたナチュラルハーモニクス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!「来いよオマエら〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」と、のっけから客を煽るJIBI氏。 "THE OTHER ONE IN MY MIND"の幕開けだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!場内カナリ危険なデスモッシュ大会!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 完璧。大盛り上がりである。楽曲も、演奏も、ステージングもカッコいい。ロックバンドに求められる全てのものがそこにある。だからカッコいい。 そのまま間を開けずにフランジャーをカましたゴキゲンなリフを繰り出すポンチ、それに加わるユースケのスネア連打。続いては"OBAY"だ!! デスモッシュはまだまだ続く。ゆるやかな中盤でピースサインを掲げるJIBI、それに応える沢山の観客、あふれかえるピースサイン。

 曲間はポコポコしたトライバルなSEでつながれる。そんな中、いつもに増して真面目な語り口で感謝の言葉を述べるJIBI。でも最後は結局 「・・・硬いねぇ、俺(笑)。まぁ、楽しんで帰ってってーーーーーー!!!!!!!!!!(楽器隊:ジャーーーン!!!!)」てな具合に(笑)!!!!!!!! こうでなくちゃいかん。そうなのである!今夜でバットケイヴは散ってしまうのである。春の花火となるのである。 バットケイヴならバットケイヴらしく、ド派手に散るのが筋ってもんであるヽ(`Д´)ノ!!!!!!!!!!!!ポコポコとSEが流れ続ける中、 「・・・あいつの・・・手の中から飛び出せ」とため息ヴォイスで唄い出すJIBI!!!!!! "心の自殺"である!!!!!!!モッシュは止まらない。個人的にはもーサイコーの縦ノリチューンである。ジャンプジャンプである。 このグルーヴは最強!!!!!!!!!!!!!!!サイコウにカッコいい。この曲でノリノリになる度に、 「ENTER THE BEAST FEAST」で初めて聴いた時、全然馴染めなかったことを思い出す。あの時は正直ガッカリしたもんだ。 それが今や胸躍る、身体も踊る、通勤電車の中でもリズムを取りたくなってしまうほどのお気に入りソングだ。 ライヴ映え度も抜群。実際、音源よりもライヴの方が数倍カッコいいと思う。終盤、ポンチの禿頭を"いい子いい子"するJIBI。 一瞬ポンチがペットに見えた。あの頭は僕も"いい子いい子"してみたかったなぁ。ポンチの壮絶な絶叫で曲は締められる。

 間を開けずにゴリゴリッ!!とベースを唸らせるウッチー。すっげーゴキゲンな音。"NOTHING AT ALL"開始のお知らせだ。 「モッシュして死ねって曲」という毎度お馴染みの曲紹介も忘れないJIBI。 ウッチーのブリンブリンなベースにユースケのステキなドラムが加われば、モッシュピットは波を打つ。ソリッドなポンチのリフで本編へ。 思えばこの曲も様々な変化を遂げたものである。そして、どんなに他の曲が外されても、この曲だけはセットリストから外れることはなかったと思う。 そのくらいバンドに愛され、お客さんにも愛されてきた曲である。 ギターの歪みが抑えられ、メタリック度はかなり下がってるが、破壊力のあるグルーヴは全く損なわれていない。サイコウに気持ちいいナンバーだ。 モッシュピットは依然祭だ。曲が終わるとそのままノイズをかき鳴らすポンチ。 オクターヴァーがかかったようなきらびやかなパワーコードがワーミーで一気にピッチベンドされる。"EPIC"だ! これまたサイコウに気持ちいい。お客さんもちょーノリノリ。いろんな音で遊ぶポンチ。ブレイクでのKZのスクラッチがサイコウにカッコいい!! ユースケの超絶フィルインもスタパタと完璧にキまる!!JIBIの唄はちょっと苦しげ。

 曲が終わり、しゃべるJIBI。本当はワンマンでやるつもりだったらしいが、ピースメーカーのコウゾウ氏とマイナーのケースケ氏の誘いがあり、 本日の形に至ったとのこと。「はじめ泣いちゃうかなーとか思ったんですけど、そんなことはなくて、すげーアガってます。 最後こんな形でやれて幸せです・・・ありがとうございます!!と感謝の言葉を言い終えると、 さりげなく"STORIES OF THE PAST"のアルペジオを爪弾き始めるポンチ。そのオリエンタルな音色が一瞬にして会場の空気を変える。 両手を上げるJIBIとそれに応える観客。ライティングも素晴らしい。テンポアップで激しくヘドバンするスキンヘッドのポンチ。 それはまるでパチンコ玉かマッチ棒のようだ。曲が終わり、元ヘルチャイルド〜フロムヘルのYASUOさんが亡くなったことが告げられる・・・。 残念としか言いようがない。バットケイヴのメンバー全員で線香をあげに行ったとのこと。 「YASUOさんに捧げる曲です」と紹介されたのは意外にも"RESOLUTION"!!!! どっかんどっかんゴキゲンなユースケのドラミングで勢いよく幕をあける!!!!!!!!!!!!!!これがちょーカッコいい!!!!!!!!! カッコ良すぎて何度もニヤけてしまった!!いやー、最後までサプライズで楽しませてくれるではないか。

 「カヴァー演るとしたら何かなーと考え、みんなが暴れる姿を見たくて、この曲に決まりました」と、JIBI。 もはやMCにいつもの余裕や、おどけた感じや、客を煽る感じもない。ただ、演るだけ。演り切って、燃え尽きて、新たなステージに挑戦していくコウモリ達。 始まったのは"FREDDY KLUEGER"!!場内激モッシュ!!!!!!!!いつの間にかコーラスで参加しているサンズオウルのMZM。 その光景はバットケイヴに出逢ったあの日のライヴと重なる。 1人2人とモッシュピットという名の波打つプールにダイヴ。元シェルパのヨウヘイは飛び過ぎだ。 激しく色濃くバットケイヴ色に染まった"FREDDY KLUEGER"はとにかくカッコいい。個人的にはカヴァーだったら"SWEET DREAM'S"が聴きたかったが・・・。 パーカッションを基調としたSEでつながれるインターバル。 「この6年半、ただの音楽好きだった俺達がこんなにいっぱいの前で終われるの、みんなのおかげだし、 とりあえず駆け抜けてきました。メンバー全員、音楽活動を続けていきます。今後も精力的に活動していくんで、今まで通り、 温かい目で応援してくれたらすげー嬉しいです!!」と、JIBI。ラストは"CLOSE MY EYES"。 ユースケの4カウント中、マイクを使わずに天に向かって「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」と大地の雄叫びをあげるJIBI。 照明もサイコウで、グルグル回る2つのバックライトがサイコウの演出をもたらす。曲中、何度も沢山のピースサインが上がる。 ゆったりしたこの曲でもやはりクラウドサーフしちゃう特攻隊長、ヨウヘイ氏。広範囲に渡って観客の腕が上がる中、エンディングを迎える。 大歓声に包まれ、メンバーはステージを後にする・・・。

 喝采はそのままアンコールを求める拍手に変わる。ほどなくしてメンバー再登場。ドラム横でポンチとなにやら打ち合わせするJIBI。 髭からダラダラと滴り落ちるミネラルウォーターの雫。まるでビーストだ。 多幸感に包まれた表情のJIBIが「ホント幸せっす」と言葉を漏らす。 「ホームページの人気投票で1位になった曲」との紹介で始まったのはキました"people,GET BACK"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 場内大歓声!!!!!!!!!ちょーヤヴァい!!!!!!!!!場内デスモッシュ大会!!!!!!!!!!!! もともとツインギターを想定して作られているこの曲。4人編成時後期でこの曲がライヴで復活した際のような違和感(イマイチだった)は完全になくなり、 超キラーチューンが蘇った!!!!!!!!!ラストにして完璧!!!!!!!!!!!!!!!!!!マジでカッコよすぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 曲が終わり、そのままあの曲の初めの4音を交互に弾くポンチとリョースケ。4音目はビブラートで伸ばされ、溜めまくる。 「これでマジで最後だから・・・マジ燃え尽きるよ俺!!!!!!!!!マジでお前らも燃え尽きろよ!!!!!!!!!最後燃え尽きろよオマエラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 と、十分に己と観客のテンションを高めるJIBI!!!! 力強くタイトルコールされたのはもちろん"HE WHO CAN NOTBE NAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAMED"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 交互にメインリフを奏で始める両ギター。本編突入前には一瞬のブレイクが設けられ、JIBIが再度大地の雄叫びをあげる!!!!!!!! 狂乱のモッシュピット!!!!!!!!!!!!!!!ぬおおぉぉぉぉぉっぉおっぉぉぉぉおぉぉぉぉぉっぉぉおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 最強!!!!最強!!!!!!!!!!サイコウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 無謀なダイヴをキめるUP HOLDのKAZ(Gu)。思いっきり落ちたようだが大丈夫だったろうか。ラストはみんなでFUCK OFFの大合唱!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! そしてキましたJIBIダーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーイヴ!!!!!!!!!!!!!!!!!

 ステージ前方にメンバーを呼び寄せる酋長JIBI。右からKZ、ユースケ、JIBI、ウッチー、ポンチ、RYOSUKEが横一列に並ぶ。最後の挨拶だ。 ユースケは感極まり、立っていられずにしゃがみ込む・・・。初めて聴く彼の肉声。立ち上がればカルバンクラインのおぱんつがチラリと。 2本のドラムスティックを背に持ったまま後ろに手を回す。 「みんな別々に活動をしていくけど、最後に心に残るライヴができて、これからもがんばろうと思いました。」と、キッパリ。 「かなりハシャギました!」というポンチは被っていたニット帽をJIBIに取り上げられ、 JIBIがそれを丸めてバナナのような形にしてからポンチのスキンヘッドにひょいと乗せる。ちょんまげのようなそれがスキンヘッドにジャストフィット!! お辞儀をしてそれはポトリと地面に落ちた。「マイクでしゃべるのは6年ぶりくらい」というRYOSUKEは涙で目が真っ赤。 途中、言葉を詰まらせながらも「バンドやっててよかったなと思いました。」と続けた。 最後はJIBIの感謝の言葉で締められ、大喝采の中、メンバーはステージを後にした。(22:40終演)


 出会いから別れまでずっとサイコウのバンドだった。本当にカッコいい、魅力的なバンドだった。 ラウドかつへヴィでありながらフックあり、トラップありのキャッチー且つアイデアたっぷりな楽曲。センスの光る絶妙なアレンジ力。 各々モノ凄い演奏技術を持ちながら、飽くまでバンド全体のバランスに重点を置きつつ、 表情豊かな楽曲群を時に破壊的、時にエモーショナルに、より強烈な形でプレイし、会場全体を様々なオーラで包み込んでしまうライヴでの表現力。 また、計り知れないエネルギーを放つ躍動的なステージング。つまり、サイコウにカッコよかったんである。 バットケイヴは解散してしまったが、妥協き音楽への情熱を持つ漢6人はこれからも己の音を創り出し、表現し続けていくでしょう。 引き続き、沢山のカッコいい音楽を俺らに届けてくれることを願う。彼らの残してくれた音源を、僕は一生聴き続けると思う。 そして、いかに彼らがスゴかったかを僕はこのサイトを通じて後世に伝えていけたら思う。 今まで沢山の感動をありがとうございました!!BAT CAVE, FOREVER!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



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