BUZZ CULT
『DESTOROY ALL MONSTERS vol.1』
@目黒LIVE STATION 2005/1/29

-SET LIST-
-BUZZCULT-
01 GRUOUND ZERO
02 ANGEIS BLEEDING
03 LUST TO DISGUST
04 THE ATROCIOUS
  GUEEN
05 BLOODY MILLION EYES


-BASSAIUM-
01 新曲
02 SMELL OF DEATH
  LURKS
03 新曲
04 BLEED
05 SUFFERING PAIN
06 POSTMORTEM
07 RAINING BLOOD
-SONIC AGITATION-
01 SHELL
02 COME TOGETHER
03 11 DIGITS
04 WORST HUMAN WASTE
05 AGAINST MY WILL
06 ラッセーラ
07 不動讃
-encore-
08 不動讃










第1章〜はじめに
 夕方、散髪でスッキリ後、喉が痛いのでサンドラッグにてヴィックスドロップを購入。 いつもはオレンジ味(20粒入り)なので、たまには味を変えようと思い、レモン味(50粒入り)にした。 18:00、目黒駅到着。ライヴステーションの上にデニーズがあるのは前回確認済みだったが、 財布との相談の結果、松屋へ。 牛めし復活はめでたいが、嫌いなので豚めしを食らった。おおっと、もちろん「つゆ少なめ」と付け加え忘れてはいけない!

 18:25、ライヴステーション到着。地下へと続く階段を下ると、既に爆音が扉の隙間から漏れている。受付にて2,300円を払って中へ。 思った以上に客は入っており、密度は低いものの、フロアは埋まっている。


第2章〜CODE RED
 3ピース。演ってる音楽はスラッシュ風味。プレイは荒いが、がむしゃらでアツい。ベースヴォーカルのMCは落ち着きがない。 後半にプレイされたSLAYERの"THE ANTICRIST"は完コピ指向でいい感じ。ギターソロがカッコいい。(18:35終演)



第3章〜BUZZ CULT
 18:50、場内暗転。幻想的なSE。闇に覆われたステージ上で、5人全員が後ろを向いている。しばらくすると、一斉に前を向くフォーメーションを見せる。 1曲目は"GRUOUND ZERO"。静寂を切り裂くお由美さんのブルータルなドラム。 足元まで届かんばかりの長髪、というか超髪をふんわりふんわりと振り乱しつつ、絶唄するNAO。 彼女の声は"ディストーション"そのもので、かなり強烈である。お由美さん気合いの入ったブラストビートもいい!予想以上の迫力だ。 曲が終わるとすかさずMCを入れるNAO。色気のある落ち着いたトーンで淡々としゃべる。しばらく活動をしていなかったが、今年は意欲的に活動をするらしい。 瞳がキラリと光るNAO。エキゾチック〜ぅ。続いて"ANGEIS BLEEDING"。またもブルータルなナンバーである。 展開が多い。リフでゴリおし。右ギターのアンニュイな表情がいい。 彼女の可憐なアクションはルナシーのスギゾーを彷彿とさせる。よく見ると全員揃いのバズカルTシャツではないか! 続いて"LUST TO DISGUST"。ミドルになったり速くなったり。見事な速弾きをキメる左ギター。 NAOのヴォーカルは依然強烈ではあるが、やや一本調子気味な印象を受けた。もう少し表現の幅が広がればもっと良くなると思う。

 息を切らしつつライヴ告知をするNAO。ゲーーーっ!!!!音源は完売してしまったらしい!!!!帰りに買っていこうと思ったのにー(i々i)。 続いて"THE ATROCIOUS GUEEN"。これまたミドルのヘヴィチューン。左ギターのソロもなかなかアツい。 ラストは"BLOODY MILLION EYES"。完全にデスメタルの世界。 曲が終わっても、ひとりパシャパシャとクラッシュシンバル2枚を叩き続けるお由美さんはちょっとカオティック。 手首から足首まで入れ墨でびっしりだ。演奏面ではまだ未成熟な部分が残っていたが、まだまだこんなもんじゃないだろう。 今後も注目していきたいと思う(19:10終演)


 なぜか外人さんでいっぱいのフロア。お客さんはさらに増えている。物販コーナーは品物が殆ど置いておらず、閑散としている。 物販で化粧直しをするお由美さん。ここで勇気を出してにこぽんインタビュー! CD再版の予定はないか聞いたところ、「お金ができたら」とのこと。「インディーズのバンドだからお金がないのよ〜〜アハハハハ!!」とのこと。 すげー気さくな感じで話をしてくれて、嬉しかったです。


第4章〜BASSAIUM
 19:29、場内が暗転すると共に、ドラムの左手の動きが見えるポジションに移動!SF映画のようなSEが場内に響き渡る。 スネア4カウントで始まった1曲目は新曲のようだ。悶絶。イサオ氏のディープなデスヴォイスが大好きよ。テクニカルなリフがかなりカッコよい。 演奏もカッチリ鉄壁。邪悪な感じのハモリもタマらんです。新譜発売はいつごろになるのだろうか。 涼しい顔で淡々と壮絶なスティックさばきを見せるドラム。2曲目は"SMELL OF DEATH LURKS"!悶絶ブラストビートが気持ちいいいいいい!! 険しい顔で激しく左手を動かす右ギター。扇風機ヘドバンも炸裂!彼のリストバンドは鋲だらけ。一方左ギター氏は釘だらけ。これぞメタル!!!! 「今年も残すところあと11ヶ月!」とベタなことを言うイサオ氏。 「年明けということで、今年の抱負を考えてきました」と、前フリ(笑)。 もうこの時点でおもろい。考えてきている、という時点でおもろい。 曰く、「お酒は飲まない、遅刻はしない、嘘はつかない」とのこと。 ちなみに、お酒は飲まないと言った2秒後には一番搾りを飲んでいた(笑)。イサオさん、サイコウである。

 3曲目も新曲。跳ねる3連が邪悪でタマらん!!ブラストパートもあるんだが、どうにもドラムの肘から下が動いていないように見えるι(´Д`υ)。 スゴすぎます・・・。デスラッシュなんだけど、バッサイアムの曲は本当に展開がカッコ良く、誤解を恐れずに言えばキャッチーで、マジでイカす。 続いてキました"BLEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEED"!!!!!!!!!!!!! このイントロを聞くとコーフンするだよ。めっちゃくちゃのぐっちゃぐちゃなのに、ビシッとタイトな演奏。スゴすぎ。 続けてキました"SUFFERING PAIN"!!!!!!!!!!!ぬおぉぉぉっぉぉぉぉっぉぉ!!!!!!!!!!!!タマりません!!カッコ良い!!!! 曲が終わり、「おっぱい、まんこちんこうんこ・・・。」と、破廉恥なイサオさん。 「うんこはイヤらしいかどうかってのはまた・・・」と、付け足す(笑)。場内爆笑。 「演奏もしないのにわざわざ名古屋からやってきた」というkumaさんの頭髪を「ヒナみたい」とした上で、労いの言葉を述べるイサオさん。 なるほど、kumaさんの企画なのか。だからソニックアジテーションがトリなのね。ようやく合点しました。

 続いてはSLAYERのカヴァーで"POSTMORTEM"!!!!!!!!! 曲紹介の時に「トーテムポール!・・・あ、間違えた!ポストモーテム!」とボケたことも付け加えておかざるを得ないだろう(大爆笑してしまいました)。 ちょーヤヴァい!!!!!!!!!!!!彼らによるSLAYERのカヴァーは完璧である。本家並みにカッコよいのだ。場内は大盛り上がりでモッシュも自然発生!! 続いてはやはりキましたフィードバック+タム3連打!!!!"RAINING BLOOD"である!!!!場内ヘドバンの波!! 疾走パートに突入すればモッシュにダイヴに大騒ぎ!!!!バッサイアム、強すぎ。新譜が待ち遠しい。(20:00終演)


第5章〜TERROR SQUAD
 20:14、場内暗転と共に突然演奏スタート!!!!びっくりしたー!あれ?ボーカル太った?いや偽者だ!! と、もう一人、別の偽者が入れ代わりで登場(笑)!で、本物が登場するなり、いきなり客席へ乱入!!!その超ハイテンションっぷりにさらに驚く。 汗だくで血管浮き出しまくりの超絶ヴォーカル!あまりにハイパー。演奏のテンションも高く、ゴキゲンなスラッシュチューンを炸裂させていた。 2曲目、お客さんにマイクを預けまくるヴォーカル。場内大盛り上がり。ギターはテクニカルで、綺麗なスイープもキメちゃう! 「俺達はカッコいい音楽が大好きなだけで、くだらねーカテゴリーはでーきれー!!!!メタルもパンクも大好きだ!」と言い放ち、 3曲目、"TOKYO METAL ANARCHY"が炸裂!!めっちゃスラッシュ。ラストでまた客席に乱入するヴォーカル!!!!アティテュードは完全にパンクだ。血走った瞳。スゴい。 今年初ライブらしい。ギターは終始にこやかでさわやかスマイル、かつテクニカル!一方ドラムは終始しかめっ面。若干タイゾーっぽいか。 ベースは僕の友人のもやし君に似ている。その後も激烈スラッシュナンバーが続く中、日本語歌詞による"闇より深く"(?)という曲が印象に残った。 ラストは"BLOOD FIRE METAL"、"STRAIGHT TO HELL"の2連発で激モッシュ大会!!壮絶なライヴでした。(20:47終演)


最終章〜SONIC AGITATION
 21:05、場内暗転。彼らを観るのは2002年にユナイの対バンとして観て以来、2度目だ。ステージの左右にはデカデカと和太鼓が! アジアンチックなSEに導かれ、メンバーが登場する。1曲目は爆走スラッシュチューン!和太鼓パワーで迫力は満点。 しかし、前回観た時と同じく、ドラムの音が和太鼓に埋もれてしまっているのが勿体ない。かなりいいドラムを叩いているように聞こえるのだが・・・。 攻撃的に唄うヴォーカル。ステージ上手に立つベース動きもアグレッシヴだ。客を煽りまくるヴォーカルのMCはちょっと空回り気味。 2曲目の太鼓は振り付き!地獄車を思い出すね〜。どうしてるんでしょう、地獄車。またしてもスコスコと疾走!爆走!! さっきの曲よりも和太鼓がフィーチャーされててカッコよい。そしてやはりドラムがかなりヤヴァい!!!!キレがあって気持ちがいい。 その後も爆走和太鼓スラッシュが続くも、ギターリフまで和太鼓の音にかき消される場面もちらほら。 音階が全然聞こえないだよ。「音のバランス」が大きな課題だ。

 「激しい曲をずっとやってきたけど、新しいメンバーになって、俺らにしか出来ないことはなんだろうと考えて作った曲」 との曲紹介を経て、おもむろに♪ラッセーラ〜ラッセーラ〜!とアカペラで唄いだすヴォーカル。それに祭ばやしをモチーフにした強力なリズム隊が加わる! これぞまさにお祭チューン!!日本の祭!!男祭!!!!面白い曲だ。続いても和太鼓をフィーチュアしたお祭チューン!!ゴキゲンだ。 これ、夏の野外とか、デカいフェスとかでやったらかなりヤヴァいことになると思うよ。いや、他の曲にも言えることだけど、かなりいい感じ。 ギターソロもなかなかイケてる。うーん、このバンドは全体的にギターが引っ込んでる感じがするので、もっとギターをフィーチュアして欲しい! やっぱバランスだね、難しいんだろうなー・・・。ラストもボンボコ和太鼓から始まるイカしたナンバー。かけ声がアツい!クールなギターリフ!!! 疾走するリズムーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!これはカッコええ!!!!疾走の中にも和太鼓がどっかんどっかんキてます!!!! 本日一番のキラーチューンだ。曲が終わり、ステージを後にするメンバー達。

 アンコールを求める観客群。なぜか野次も飛んでいる(笑)。ほどなくしてメンバー再登場。 「一言挨拶を」と、ステージ上に呼ばれるkumaさん。まずは 「・・・なにやればいい!?とりあえず、一枚ずつ!?と、ボケる(笑)。 この企画、名古屋のいいバンドを紹介するために、彼が企画したものらしい。彼のバンド、ボールドファットミサイルも夏くらいには復活するとのこと。 喝采の中、彼がステージを後にすると、「申し訳ないけど、俺らメンバー変わったばかりで曲がほんとにないんだよ!」と、ヴォーカル。 スレイヤーコールも飛び出し、和んだ雰囲気の中、再び先ほどのラストナンバーがプレイされる。再確認するようにその様子を眺めていた。 やっぱこのバンドはスゴいよ、今後、かなりヤヴァくなりそうな気がするよ。磨きをかければ全てヤヴァい曲になるよ! あとはヴォーカルの盛り上げ方次第かな。無理に煽り過ぎな感じがしたので。いずれにせよ、かなり楽しみなバンドです!(21:37終演)



©2005 HANGER59