OUTRAGE
@下北沢SHELTER 2002/3/20
-SET LIST-
01 ETHIOPIA
02 WE SUCK
03 BRAIN STORM
04 SIX FEET DOWN
05 THIS ZOMBIE NATION
06 VISIONS
07 BROKEN MAN
08 TONIGHT IS THE NIGHT
09 WE KNOW-YOU DON'T
10 MEGALOMANIA
-E.C.-
11 STAY CLEAN
12 YOU SUCK
第1章〜はじめに
会社帰り、駅のコインロッカーに入れておいた荷物を取りだし、面倒だと思いつつも、便所でスーツから私服に着替 え、下北沢に向かう。会社帰りに私服というのはなんとも不可思議な感じである。さて、下北に着いたはいいものの、 あれ?
SHELTER
ってどこだったっけ(微汗)?とり あえず
松屋
で腹ごしらえ。その後、昨夏の記憶だけを 頼りにあっちをウロウロ、こっちをウロウロ…完全に迷子だ(大汗)。仕方なくCD屋に入り、爆音の中、店員さんに 場所を聞も、
SHELTER
に着く頃にはもう19:30を 回っていた。
第二章〜
KING'S-EVIL
当日券を買い、中に入ると当然の如く1バンド目の
KING'S-EVIL
は始まっていた…というか、まだ演っていた(運良)。平日にもかかわらずお客さんも沢山入っており、これじゃ中に 入っていけないかなぁと思うも突破。が、中は結構スポンジ状になっており、すんなり人込みをかき分けることに成功。
KING'S-EVIL
はゴツつい4人組みのデスメタル/グラインドコア 系のバンドで、1曲程度しか聴くことができなかったが、その音圧に潰されてしまうそうなくらい強力な音を出していた。 アウトレイジの前座でこういうバンドが観られるというのは、かなりオイシい。また観たい。(19:40終演)
第三章〜
COCOBAT
19:55を回った頃、COCOBATが登場した…が、なんとギターがKOJIじゃない!!!!(ゴッチンなる人物らしい)冴えない にーちゃんで、プレイも精彩を欠いていた。どうやら3月15日のクアトロでのライヴが彼の最後のステージだったようだ。 さて、1曲目は"ARENA"。素晴らしいグルーヴと構成を持つ強力なナンバーで幕をあける。が、お客さんのノリはイマイ チ…。ゴッチンのギターソロはいい加減でした。次は名曲"CAN'T WAKE UP"。この曲で盛り上がるかと思いきや、 やっぱり客の反応は殆どなし。なんだか妙な空気でメンバーもなんだかやりづらそうだ。格闘ソング"VALETUDO"では まだしも、なぜ"COCOBAT CRUNCH"でさえも無反応なんだ?今日は最後までずっとこの調子だった。アウトレイジの 客にはガッカリだよ。"TSUKIOOKAMI"、"GERONIMO"をプレイた後、TAKE-SHITの
「今日はありがとうございま した〜〜」
という気のヌけた今日唯一のMCに続いて、ラストの"GRASSHOPPER"がプレイされた。やっぱ彼らはライヴの 方がイカします。持ち時間は短かったものの、ステキなセットリストでした。(20:15終演)。
KOJIは再結成SHELLSHOCKに加入した模様。最新作「GHOST TREE GIANT」では、その才能を遺憾なく発揮して いただけに今回の脱退は残念でならない。なぜココバット=TAKE-SHITはこれほどまで安定したメンバーに恵まれないのだろうか…。
最終章〜
OUTRAGE
長いセットチェンジを経てトリのアウトレイジが登場。仰々しい演出はなく、ちょっとしたファンとの掛け合いの後、 1曲目の"ETHIOPIA"がスタート。元気で爽快感のあるナンバーだ。メンバーの調子もすこぶる良さそうで、特に阿部 (Gu)は超ノリノリ。さっきまで静かだったお客さんもノリノリだ。続いては"WE SUCK"!!会場の温度が上がる。MCを挟み "BRAIN STORM","SIX FEET UNDER"と続き、ドンドコドンドコと"THIS ZOMBIE NATION"のイントロが始まる。この 曲では阿部と安井(Ba)が交互にヴォーカルを取る。
「100万年前の曲」
と紹介さ れたのは名盤「THE FINAL DAY」からの"VISIONS"。今のアウトレイジでも違和感はないが、個人的にはそれほど 好きではない。"TONIGHT IS THE NIGHT","WE KNOW-YOU DON'T"と続き、本編最後の"MEGAROMANIA"が始まる。 イントロだけで物凄い盛り上がりだ。もちろんサビでは大合唱が起こる。
メンバー再登場。丹下の
裸族サイコー
宣言の後、なんとモーターヘッドの "STAY CLEAN"がプレイされる。このカヴァーはかなりいい感じ。そしてラストは"YOU SUCK"。(21:45終演)
帰り道、もうアウトレイジのライヴには行かなくてもよいかなぁと思った。やっぱ今のセットリストじゃ楽しめないし、 阿部と安井のヴォーカルも弱い。僕はどうしても橋本と比べてしまう。演奏はピュアで骨太なロックで凄く良いんだけど。 でも楽しんでるお客さんは沢山いる。メンバーも楽しそうだ。でもこの路線が続くのであればアルバムも買う必要はなさ そうだ。もはやヴォーカルなぞ見つける気もないんだろうが、早く専任ヴォーカルを見つけて欲しい。そしていつか昔の 名曲の数々を蘇らせて欲しいものである。今の彼らは自己満度が高すぎる。それは彼らも気付いていることだろう。
©2002
HANGER59