OUTRAGE
@下北沢SHELTER 2001/8/30

-SET LIST-

01.UNDER CONTROL OF LAW
02.BROKEN MAN
03.BRAIN STORM
04.THIS ZOMBIE NATION
05.UNDERTOW
06.BEARING DOWN
07.WE SUCK
08.MEGALOMANIA
09.TOUGH SHIT
10.OCEANO
-E.C.-
11.MY FINAL DAY


第一章〜はじめに
 ヴォーカルの橋本直樹脱退後初めての作品「ヴォリューム・ワン」の内容はガッカリだった。しかもUNITEDのライヴと も日程がカブっている。だから今日のライヴは来ようか来まいか迷った。しかしCDの出来だけでバンドの良否を判断 するのはナンセンスだし、UNITEDは今年になって2回観ているので彼らを観るには今日が絶好、ってゆーか今日しか ない!と判断し、17時過ぎにに家を出る。
 18:40、会場である下北沢シェルターに到着。開 場が遅れていたせいもあるが、予想外の長蛇の列!僕が入れたのは定刻である19:00を過ぎてからだ。期待は全くし ていなかったのでとりあえず後ろのほうで静かに観ることにした。フロアはすぐに満杯に…この中でアウトレイジのファ ンは何割いるのだろうと気になったが、それはライヴが始まってみれば分かること…。定刻を20分程回るとSEの音量 がグッと増し、暫くすると場内が暗転した。


第二章〜OUTRAGE
 19:20、全メンバー上半身裸で登場!!!!漢を感じた…。「ハロートーキーオ〜〜〜!!!!」と、阿部(Gu)。3人になり、演奏可 能な曲は限られてくることは容易に想像できた。そんな中、1曲目にプレイされたのは何と#1だった!!いきなりそれで 来たか!!と思ったが、キレはいまいち。今日は全体的にルーズな演奏だった。新譜もそんな感じだし、これが今の彼ら の音と思うと若干淋く思えた。僕と同じことを思うお客さんもきっといたことだろう…だがしかし、そんな贅沢なことは言 ってられないんである。『橋本脱退』という、バンドが崩壊しても決しておかしくはないアクシデントを乗り越えてのライヴ。 再びアウトレイジを間近で観ることができ、この会場にいること自体が僕にとって幸せだった。

 そのまま#2へ突入。モノスゴいグルーヴ感。3人になっても#1ほどの違和感はない。そしてMCタイム。 「ちんこーーー!!」と一人の客が叫ぶとすかさず 「お○んこーーー!!」と返す阿部。沸く観客。そしてボソッとつぶやく安井…「スカトロォ」。ズコッ。 「スカトロかぁ、負けた…」と残念そうな阿部。 「みんなー、お○んこしてるか〜!?」(観客:ウォォォォ〜!!!!)「スカトロ禁止!」 ズコッ。こんなやりとりがタマらなく面白い。

 「次!めっちゃ変な曲」と紹介されて始まったのは新譜からの#3。重い。 サバスティックでありながらオリエンタルなムードを醸し出している曲だ。CDより数段カッコいい。続く#4もだ。 アウトレイジは真のライヴバンドである。#5は途中渋めのジャムを挟む構成。続いては意外な選曲、2ndアルバム からのハードコアナンバー#6。そしてMCタイム。「さっきねぇ、そこのローソンでねぇ、 橋本直樹を見かけました…」と安井。客、苦笑。「なにゆーてんねん」 と阿部。客、苦笑。「そこ!何がおかしんだっ!!」と阿部。…そんなの笑いのネタに してどーすんねんと言いたいが、「橋本脱退なんてもうどうってとこないぜ!!もう笑いのネタにだってできるんだから 心配しないでくれ!!」というメンバーの意思表示だったのかもしれない。もしそうだとしたら、笑いもいいけど演奏で 安心させてくださいね。

 続いては#7!!瞬殺ナンバー立て続けで燃える。これでもかと言わんばかりにグイグイ押しまくる。そして僕は#8で キれた。んも〜〜〜超カッコE!!!!本日のベストチューンに決定!!!!ハードコアナンバー#9に続き、#10で渋く締めたメン バーは客に礼を言い、ステージを後にする…。
 しぶとくアンコールを求めるお客さんをよそに客電も点灯し、SEも流れてきたのでアンコールなしか…と思っていると メンバー再登場!「次の曲は君達が唄ってくれ。勝手にステージ上がってマイクとって唄っていいから…100万年前の 曲だけど」とのMCで始まったのはまさか演奏されるとは思っていなかった超名曲ファイナルデイだった!!!!ウォォォォォ ォ!!!!お客さんも競うようにステージへ。メインを取ったのは意外にも女の子だった。歌詞を全部覚えてるなんてエラい! 他の輩(アウトレイジのメンバー含)はコーラス部を激唱!!そんな大盛り上がり大会の中終演。みんなスガスガC顔して ました。(20:20終演)

 ヴォーカル面では全く期待していなかった今回のライヴ。唄は予想に反さずただガナっているという印象を受けた。 早く専任ボーカルを見つけてもっと凄まじいパフォーマンスを見せて欲しいものだ。あの3人なら絶対出来るはず。僕 は今日、そう確信した。橋本在籍時と全く同じようにとは言わん。ってゆーか、そんなのを期待するのはバカげている。 彼らは常に前進し、もうそんな過去になんてすがってはいないはずだ。今日はとても良いものを見せてもらいました。 首がイテ〜。


第三章〜パワーヌード
 20分のセットチェンジを挟んでトリはパワーヌード。う〜んダッサ〜。3曲聴いてダメだったので途中退場をキめた。


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