PULLING TEETH
『TRIPPLE CRUNCH〜BACK TO THE 1991
DVD発売記念ライヴ』

@新宿LOFT 2003/5/11

-PULLING TEETH SET LIST-
01 RULE
02 PULLING TEETH
03 MESSAGE
04 PULLING IS MY BUSINESS
05 POSE KILLS
06 TWO EXTREMES
07 HERETIC
08 COFFIN
09 DEVIL
10 THIS SHIT
11 DYING
12 MY SOUL IS MINE
13 HARD BLOW
14 WHAT'S THE END
15 YES,PULLING,YES

-COCOBAT SET LIST-
01 ARANA
02 SPOOKY
03 SPAGHETTI
04 HAND NUTS
05 ?
06 I VS I
07 COCOBAT CRUNCH
08 CAN'T WAKE UP
09 POSI-TRACTION
10 COCO MENTIRA
11 TSUKIOOKAMI
12 GRASSHOPPER
-ENCORE-
13 ANOTHER ME


第1章〜はじめに
 18:15新宿駅到着。吉野家にて事を済ませた後、 会場であるロフトへ。お目当てのバンドは?という問いに、迷いつつもプリングティースと答え、 ドリンク代\500を払い入場。開演20分前で既に大盛況。面子が面子だけに流石だ。幸いコインロッカーは空いており、 戦闘体制を整える。その後モッシュピットにて待機。スクリーンにはスケーボービデオが流れており、 次々と繰り出されるスゴ技に目を奪われる・・・と思うと今度は昔のアンスラックスのライヴ映像に。う〜ん、 ダサカッコ良い。スコット・イアンの長髪には誰もが違和感を覚えることろであろう。そして再び画面が切り替わり、 今度はなんとS.O.Dのライヴヴィデオ"LIVE AT BUDOKAN"が流されたではないかっ!!なつかしいっ!! 昔持ってたんですが、今は行方不明なんです・・・。一部のお客さんもそれを見て大はしゃぎ。そしてキタ―――ッ!! "MARCH OF THE S.O.D."!!!!イカす!!!!そして"SARGENT D & THE S.O.D.!!!!!!!!覆面を被ったビリー・ミラノが スピーカーの上からダーイヴ!!!!ギャハハハハ、何回見てもタマらんなぁ。 そしてその後マイクで「ゴツッゴツッ」と客を叩くシーンで場内ウケまくり。 ライヴ前のこーゆー温め方も十分アリだな。


第2章〜PULLING TEETH
 19:10、場内暗転。どっとフロア前方の密度が増す。そして流れてきたのは期待通り、 新譜「FOR WHOM ARE TEETH PULLED?」の1曲目、"RULE"のイントロだ。場内ヒートアップ。アツくならずには いられないオープニングだ。以前まで使用されていた"DUSTY"然り、ニクい幕開け。そしてメインリフから演奏が スタートするなりモッシュピットが形成される。非常にノリ易いナンバーだ。続いては"PULLING TEETH"。 "♪オオーオオー!!"と、僕のちんけな予想を遥かに上回る大合唱が起こる。今日のお客さんは声もデカい!! そしてスッラッシーなパートに突入するとデスモッシュが起こる!!続いても新譜通り"MESSAGE"。とにかくモッシュ。 曲が終わるなり大歓声が起こる。泰治が軽〜く挨拶をし、告げられた次の曲は "PULLING IS MY BUSINESS"!!!!!!!!!このイントロはマジでヤヴァいって!!!! ヴァイオレンスなモッシュが展開され、ミドルテンポになるとオイオイコールが起こる。コーラスもばっちり声を出すお客さん、すばらしいです。 続く"POSE KILLS"でも大きなコーラスが起こり、"TWO EXTREMES"ではSUZUKIの怒涛のカッティングが炸裂した!! 曲が終了し、思い思いのプリングコールが飛び交う中、「歯ー抜けーコノヤロ〜!!!!」との野次が(笑)。「歯ー抜けとは穏やかじゃないな(場内:笑)。 みんな聴いたかな、新しいアルバム。DVDの方と併せて、買えよコノヤロ〜!(観客:うぉぉぉぉぉ!!)」と、泰治。 そしてプレイされたのは"HERETIC"。これがもう超クールで、ギターの入りで鳥肌立っただよ!! タメを効かせたギターソロも超クール。続いては"COFFIN"。もうなんなんでしょう、サイコーです。 新譜からの曲が既存のセットリストに加わることにより、ライヴ自体にクールな流れが出来、ドラマチックな効果を生み出している。音源でも感じたけど、実際ライヴを目の当たりにして、 バンドとして次のステージに進んだ感じを受けた。そう、恐ろしいことに彼らはまだ発展途上なのだ!これが頂点ではない。 まだまだヤれるでしょう。そしてキましたーーー!!!!DEVIL!!!!このリフはヤヴァいでしょー!!!!ゴキゲン!!場内スゴモッシュ。危険です。 泰治のスラップもビッチバッチとキまる!

 「はい、楽しんでますか?今日は3バンドだけで、時間も短いんで・・・もっとがっつり来いコノヤロ〜!!と、泰治。そしてコールされたのはーーー!! "THIS SHIT"!!!!!!!!嵐の前の静けさ的な、のんびり緩やかな立ち上がりは、ある意味罠だ。 「THIS SHIT!!」で本編に突入するとデスモッシュ開始!!!!危険です危険です。怖いです。 なんてヴァイオレンスなナンバーなんでしょう。SUZUKIのソロがまたクール!センス良すぎです。コーラスもばっちり。 "DYING"、"MY SOUL IS MINE"と比較的スローな曲が渋くキまると、ラスト3曲を告げる泰治。"HARD BLOW"でスゴモッシュ、"WHAT'S THE END"で フーフー叫び一体となるバンドと観客、そしてラスト"YES,PULLING,YES"ではめっちゃくちゃに盛り上がる!! スパナム秦氏(Vo)もにこにこ笑顔でダイブ!!!!YES,PULLING,YEEEEEEEEEESS!!!!!!!!
 今日のプリングは間違いなくベストの部類に入るパフォーマンスを見せてくれた。今まで観た彼らのライヴで最もスゴかったかもしれない。 完全にヤられてました。(19:44終演)


 はぁー、めちゃくちゃ体力を消耗してしまった。すぐさまドリンクコーナーへ。それにしてもスゴい人、ヒト、ひと。これだけ集まっていると、 雰囲気だけでワクワクしてしまう。ロフト恒例ギンギンに冷えたエヴィアンを少しずつ飲みながら再びスケボーヴィデオとS.O.Dのライヴヴィデオ を見入る。ダン・ルリカかっこえ〜!!


第3章〜DESSERT
 素早いセットチェンジを経て19:56、場内暗転。ギターとベースのメンバーチェンジ後、初めて観るデザートの登場だ。 1曲目から飛ばしまくりで、久々に観るリュージはいつもに増してカッコよいステージングを披露している。 無駄がないというか、あの唄に対する集中力は尋常でない。吐き捨てる言葉の時速はかなりのものだ。 お客さんも終始暴れっぱなしで、今まで観たデザートライヴの中で一番盛り上がっている。 1曲平均5〜6発のクラウドサーフが飛んでいたのではないだろうか。新加入のベースは髪をつんつんにおっ立てており、 その風貌からも気合がみなぎっている。プレイにゆとりが感じられなかったものの、 逆にそれがプラスに作用しており、カッコ良かった。ガンガン経験を積んで自信をつけていって欲しい。 ギターはメタリスト風だったが、ソロはオリジナルに忠実に弾く必要はないと思う。なぞってる感じがイマイチだった。 音も前任同様僕の好みではなかったが、これがデザートの音として割り切って聴くほかないのかな。
 また、毎度の事ながらソロになるとバンドの音が極端に薄くなるのが気になった。 薄くなるだけじゃなくてそれまでの楽曲のテンションを下げてしまっていると感じる。これじゃ意味がない。 音楽性としてはギターソロなしにズガーーーッと行ってしまったほうが良くなりそうな気がするんだけど。 いずれにせよ、穴は全てRYUJIの圧倒的なパフォーマンスで埋められました。(20:16終演)


最終章〜〜COCOBAT
 20:30、場内暗転。人口密度はプリング以上だ。いざという時ズガっと集まるココバットファンの団結力ってホントに凄い。 1曲目は"ARANA"。新加入の世紀(Gu)がゴッツいリフを弾き出す。沸き上がるオイオイコールそしてモッシュの嵐!! わんさかわんさかスゴい盛り上がりだ!!期待のかかったギターソロだが、やはり弾けてなかった。正直、期待外れ。 "SPOOKY"を挟み、"SPAGHETTI"がプレイされる。バッキバキのベースが今日もクールなTAKE-SHIT。 ステージ上手には世紀のプレイを監視しているかのような佇まいのゴッチンがいた・・・。続いて"HAND NUTS"。 鋭利なギターリフが轟く。シンプルながらこの曲は非常にカッコ良いし、かなりライブ映えする。 続いての曲は・・・なにこれ?知らん。新曲?

 シーンとしたチューニングタイムが開けると、"I VS I"のアルペジオが場内を包み込む。非常に幻想的だ。 そしてブリブリのベースが入ってくると怒涛のデスモッシュ大会!!!!ヤヴァいです!!!!危険ですが、ひたすらモッシュ!! そして間をおかずプレイされたのは"COCOBAT CRUNCH"だった!!!!うひゃ〜〜〜!!!!場内歓喜のモッシュです。 続いては"CAN'T WAKE UP"!!しかーし!!!!ここで個人的なアクシデント発生。最も暴れていたモッシャーの前を横切った瞬間、 彼の膝キックが僕の左尻にヒットしてしまい、ひとまずモッシュピットから脱出。しかし襲い掛かるモノ凄い激痛と貧血!!!! なんでクラクラするのよ?冷や汗が滝のように流れてくる。こりゃヤヴァいと思い、とりあえずドリンクカウンターに退避。 ¥400の高級エヴィアンを飲みつつ、依然盛り上がるモッシュピットとステージを見つめる。くそ〜〜〜〜〜〜!!!! せっかくのトリプルクランチなのにっ!!どうにか立ってられるものの、くどいようだが骨までイっちゃってんじゃないかと思うほど痛い(i々i)。

 本編終了後、風邪をひいてはやばいのでとりあえず何か着替えを買わねばと思い、物販コーナーへ。プリングのnewTシャツをゲッチュ―し、 サイズ確認なんぞをしていると場内から歓声があがっている?・・・ん?ドリームチームは確かナイはず、と思ったがまだアンコールが あることを忘れていた(汗)。もーね、ぶっちゃけ早く帰りたい気分だったのよ(i々i)。そしてステージからは程遠いところから"ANOTHER ME"を 観戦・・・完全に外野だよ!サミシーっ!!(i々i)柵に上がり観客を煽りまくるヒデキ・・・、ひっきりなしに発生するクラウドサーフ・・・、 プリングの時と同等か、それ以上のスゴモッシュ・・・、僕を膝蹴りしたヤングも元気そう・・・はぁ、僕はもうダメだ。
 曲終了後、無情にも客電が点灯。そしてファンの期待を裏切るトドメの場内アナウンス。それを確認し、そそくさと会場を後にした。(21:15終演)。

 あ〜最悪の気分!!公衆の面前で汗だくのTシャツをセクシィに脱ぎ捨て、プリングT(S)に。う〜ん、フィット感抜群。その後、薬局を探す(哀)。 新宿だからどうにか開いてる薬局があったものの、辺鄙な場所だったらとんでもないことになっていただろう。自宅近くの薬局も閉まってるだろうし。 薬剤師氏に湿布くれと言ったら温かい方がヨロシイですか?と聞かれたのでどついてやった(嘘)。 その後、この上なく汚いサタデーナイトの駅の便所で患部に湿布を貼る。ひんやり〜〜〜!!!! 正直、この瞬間はプリングのライヴ以上の幸せを感じた。(ズコッ)

P.S. プリングTシャツ、洗濯するとラメが落ちまくりますのでご注意を!!!!!!!!


©2003 HANGER59