PULLING TEETH
『CHEAP LOUD』
@新宿ANTIKNOCK 2004/4/18

-SET LIST-
-PULLING TEETH-
01 DUSTY
02 THIS SHIT
03 PULLING IS MY BUSINESS
  ...AND BUSINESS IS GOOD
04 MASSAGE
05 NOBODY
06 COFFIN
07 DEVIL
08 MY SOUL IS MINE
09 PULLING JOKE"YO! by 4"
10 HARD BLOW
11 PULLING TEETH
12 FOLLY
13 BOOM SHALOCK LOCK BOOM
  (HOUSE OF PAIN)
14 THE ROD
  (THE FLY WHEEL)
-encore-
15 YES,PULLING,YES w/HATA(SPANAM)
-COCOBAT-
01 ANTRON
02 ARANA
03 FIRE ANT
04 ALOE
05 DREAD
06 FAR
07 NUMEROS
08 SHOWER
09 GREAT MAN
10 COCOBAT CRUNCH
11 GRASSHOPPER











第1章〜はじめに
 17:20、新宿駅到着。マックにて久々にビッグマック(゚д゚)まいうー!! コーヒー飲んで時間を潰した後、会場となるアンチノックへ向かう。 タイムズスクウェア前の信号を渡ると、2台の自販機を行ったり来たりするプリングスズキ氏を目撃!迷っていたのだろうか。 その後、開場予定時刻ぴったりに入場するも、まだ受け付けは始まっていない。始まる様子もない。 とりあえず30個くらいしかないコインロッカーに荷物を入れてから行列の一員に。 準備中の物販コーナーには今日の出演バンドのメンバーの皆様が。スズキさんは結局缶コーヒーを飲んでるだよ。 TAKE-SHITと世紀が雑談してたり。そんなこんなで18:22、開場。ドリンク代\600を払い中へ。 中は冷房効き過ぎでややヒンヤリ。Tシャツでは風邪をひきそうだ。。。 ベンチに座りフライヤーを読んでいると、どんどん人が集まり、開演前だというのにかなりの人数になった。

 本日はプリングティースがザ・フライホイールと廻った「CHEAP LOUD」ツアーのファイナル。 既に夏に追加公演も決まっているようだが。 5人体制になったアップホールド、新譜を発売したばかりのココバットも見所である!


第2章〜UP HOLD
 18:53、場内暗転。1番手のアップホールドが登場するなり歓声があがる。 なんだか今日はすごく盛り上がりになりそうな予感。 「かかってこーーーい!!かかってこーーーーーーい!!!!」とシャウトをかます五十嵐(Vo)。 1曲目は"FORK"。パンを効かせたリフを弾く平野。ナイストーンだ。しょっぱなからギターとベースがポジションチェーンジ! 回転ジャンプを次々と繰り出し、アグレッシヴなステージングを展開する平野。 彼は無造作ヘアながらもいつも同じ髪型をキープしている気がする。一方、お客さんはいい感じに盛り上がっている。 クリーンヴォイスで唄うサビではスペーシーなエフェクトが効いている。 新加入のカズ(Gu)は巨体を揺らしながらフライングVをかき鳴らす。が、音の分離が悪い。 そもそもツインギターの場合、ここのようなハコでは音響的にタイトに聴かせるのは難しいと思われる。 「今日は祭りだぞオルァ!かかってこーーーい!」と再度煽りを入れる五十嵐。続いて"CREEP"。 とにかく五十嵐のテンションが尋常でない。物凄い様相でギャオギャオ言ってる。

 五十嵐のオモシロトークに続いて、新加入のカズが紹介される。彼も満面の笑みで挨拶。 ドラマーをそのままおっきくしたような体格だと思ったのは僕だけだろうか。スキンヘッドだし。 続いて"LIES AND TRUTH"。平野がクリーントーンでローコードをジャカジャカ。 静かな導入部に続き、テンポそのままで激しいパートへ突入。シャウトの五十嵐。壮大な曲だ。 周囲を見回すと、既に場内は満員。さすがだ。柵に乗っかり絶唱する五十嵐。 曲が終わるとヘッドホンをセットし、打ち込みとリンクさせてゴキゲンなビートを刻むドラマー。 ライヴ告知に続いて"TAT"。デスモッシュの客。この曲はキャッチーで好きだ。ところでTATって何の略なんだろう? 長髪ドレッドを振り乱しながら弾くベースはコーラスでも活躍している。 ラストは"ANSWER"。この曲もわかりやすくて好きだ。 今日のアップホールドは今まで観た中でもベストの部類に入るパフォーマンスをしていた。 今年の活躍に期待したい。(19:22終演)


第3章〜SPANAM
 19:42、場内暗転。いつものSEに乗っかり、メンバー登場。さっきよりもフロアの密度は増している。 前かがみになり、精神統一をする秦。顔は既に鬼の様相だ。 「今日は祭りだぞーーー!!!!スパナム始めます!!!!」と、秦。 1曲目からすごモッシュのフロア。今日のお客さんは元気だ!!オイオイ部で首を鶏のように前後しながら客を指差す秦。 物凄い表情だ。勢い余ってダイヴもしちゃう。"REGLET AND ANXIETY"の3連はひじょーに気持ちが良い。 いつもながら演奏もタイトだ。チューニングタイムに続いて速いリフを刻むカバ。 初めて聴く曲だったが、どうやら既発の曲らしい。ラストは"記憶の持続性"。疾走チューンにモッシュは加熱。(20:04終演)


第4章〜COCOBAT
 20:17、場内暗転。モッシュピットは人でいっぱい。本日の世紀はプリングティースのNWOJHMTシャツだ。 新譜から"ANTRON"でスタートするとフロアは物凄い盛り上がりをみせる。これはいい!!!!テンション上がる。 続いては意外にも"ARANA"!!!!!!!!クラウドサーフにダイヴのモッシュピット! なんだか今日のココバットは暴れずにいられないぞ!!とてもよい!!お客さんも大盛り上がりだし!! 続いて新譜より"FIRE ANT"。新曲だけあってかなり勢いがある。続いて曲順通りに"ALOE"。 この曲、サビが3連なのがおもろいよね。でも変拍子だらけで誠にノリづらい。 他のお客さんもまだ曲を覚えていないせいか、オープニングよりモッシュは弱い。新譜からの曲はまだまだ続き、"DREAD"。 悪くないんだけど、構成が複雑すぎるよね、今回のアルバムは。プレイはアツいが、ノリづらい。 曲が終わり、猛烈なスネア連打を見せるRYO。あれ?"CAN'T WAKE UP"かと思いきや、意外や意外、"FAR"である。 正直、タルい。間を空けずにブリンブリンとチョッパーをキめるTAKE-SHIT。続いては"NUMEROS"。 この曲もあまり好きじゃない。続いて意外過ぎる"SHOWER"!!なんなんだこの選曲は!ライヴで聴くのは初めて。 立て続けの「RETURN OF GRASSHOPPER」攻勢に驚きだ。敢えて選ぶほどの曲でもないと思うんだけどなぁ・・・ ワンマンに向けてのウォーミングアップってところだろうか。

 曲が終わり、ブリンブリンと鬼チョッパーを繰り出すTAKE-SHIT。 続いてはなななななんと"GREAT MEN"。これも初めて聴く。だけど・・・何故?といった感じ。 お客さんもすっかりクールダウン・・・。 しかしキましたー!!!!キましたよーーーーーー!!"COCOBAT CRUNCH"がっ!!!!!!!! これぞまさに水を得た魚!!一気に息を吹き返す観客!!!!いきなり2人が同時にダーーーイヴ!!!! これだよこれ!!はっきり言ってココバットの地味な曲はツマらん!!!これがお客さんの求めているものよ!!!! あまりにサイコーの盛り上がりに名曲の強さを再確認。そしてラストは"GRASSHOPPER"!!!!!!!! キラーチューン2曲が続き、荒れまくりのモッシュピット! シンバルミュート部では立ちあがり、客を煽るドラム。気合入りまくりだ。ラスト2曲に救われたライヴだった・・・。(20:45終演)


第5章〜THE FLY WHEEL
 20:57、場内暗転。COMI(Vo)はロッキンなパーマ頭、ベースはドレッドだ。やはりムロチンのドラムが光まくり。 ロックンロールな感じのヴォーカルのパフォーマンスがバンドを引っぱり、場内を盛り上げる。 今日の面子の中では毛色が違うが、こーゆーのも良い。モーターヘッド直結の爆走パンクロックって感じだね。 爆走に継ぐ爆走!ハイテンションのCOMI!「イェァ〜〜〜!!!」というロッキンなMC。 プリングBBSに告知があった通り、今日はプリングとの共演もあるらしい。 「DOGSのカヴァー」と紹介された曲が終わるとCOMIもギターを持つ。 続いて"水の中のナイフ"。ミドルで渋め。続いてはベースリフとバスドラだけで始まるゴキゲンなパンクロックナンバー。 ミドルテンポの曲を挟み、ライヴ告知。「ラスト3曲飛ばしていきます!」と、COMI。 確かに爆走。い〜声で唄うCOMI。ぽつりぽつりとダイヴも。同じ人ばっかだったけど。 モッシュの類はなかったが、大いに盛り上がったライヴだった。(21:25終演)


最終章〜PULLING TEETH
 21:41、場内暗転と同時に流れてきたのは"DUSTY"のイントロだった!!!!うっひょーーー! このオープニングはゾクゾクするよーーー!!大きなオイオイコールが沸き起こる中、メンバー登場!大歓声!!!! 曲が本編に近づくに連れテンションが上がる!! キましたーーーーーーーーーーーーー!!!!本編突入で大狂乱のモッシュピット!!!!!!!! うわーーーーーーーーーー!!今日はスゴいぞーーーーー!!疾走パートに突入するとさらにヤヴァい!!!! ひゃ〜〜〜〜〜〜!!ダイヴァー続出!!!!!!!!!!続いて"THIS SHIT"!!!!!!!!!!!ヤヴァい!ヤヴァいぞ!!!!!!!! めちゃくちゃなモッシュピットに「THIS SHIT!!!!」やら「オイ!!オイ!!」やらの大音量コーラス!! もの凄い盛り上がりだ!!!!!!!! 「フライホイールとのツアーも今日が最後です。最後までがっつりいくぞこのやろ〜!」 と、泰治。 続いて"PULLING IS MY BUSINESS"キタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!! キラーリフが炸裂!!!!!!!!!暴れる客!!!!唄う客!!!!物凄い一体感!!声でかーーー!!!! 中盤では狂乱のモッシュピット!!!!!!!!!!ヤヴァい!!!!!!!!今日はヤヴァい!!!!!!!! 続いて"MESSAGE"。イカすベースラインを繰り出す泰治。タイトにリフを刻むスズキ。 今日もスティックを短く持ち、バカスコとパワードラミングを聴かせるトモヤ。彼らは本当に素晴らしい。 スズキ氏もすこぶる調子が良いようで、いぇ〜い!てな感じのアクションを連発させている。 もちろん「DIE!DIE!DIE!DIE!」のコーラスもばっちり。 続いて"NOBODY"!!リズムがちょーカッコいい!!!! 続いて"COFFIN"で、しっとりと、いやこれでも十分激しいと思うんだが。相変わらずおもろい動きを見せるスズキ。 しかしプレイは最高にカッコ良い。彼は前回のアルバムは「大人しかった」とBBSで回想していた。 まだ曲を作り始めたばかりのようだが、次作はかなりアグレッシヴなものが期待できるのではないかと思う。

 続いて"DEVIL"。ザクザクのリフが気持ちよい。スズキ氏のアンプ裏では秦が満面の笑みでちょーーーノリノリだ。 速い曲の後にくる"MY SOUL IS MINE"はキラー度を増す。 「イェ―――――――――!」部ではステージ上手にいるパンサーも拳を挙げる。 前方の客にお酒もふるまっちゃう。。続いて"PULLING JOKE"、"HARD BLOW"でモリモリに盛り上がる。 今日のお客は疲れというものを知らないようだ。暴れっぱなし状態。DVD名前入れ告知に続いては"PULLING TEETH"。 いいね〜!「オーオーオーオー」と盛り上がる。 実はこの曲、発売前にお披露目された時はいまいちピンと来なかったんだよね。ぶっちゃけ、客の反応も薄かったよ。 それがどうよ!?今ではライヴの重要曲よ。大好きだし。続いて"FOLLY"キました!!!!バスドラに合せオイオイコールの観客。 本編に入ればズコバタズコバタとスゴドラムを披露するトモヤ。中盤のスローパートでアイコンタクトを取るトモヤとスズキ。 続いては"YES,PULLING,YES"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! デスモッシュの上に、空中から続出デスダイヴァーが降りかかる!!!!

 「あと2曲やって帰ります」という泰治のMCに続き、 COMIと「飲んだくれて遅れた」らしいムロチンが拍手で迎えられる(笑)。 が、スティックを忘れたムロチン(ズコッ)。そしてHOUSE OF PAINのカヴァー"BOOM SHALOCK LOCK BOOM"が告げられる。 曲がスタートするや否や祭風味に盛り上がる場内!!アレンジが面白いよね。原曲はどんなんだべ。 ぶんしゃかぶんしゃか。パンツ1丁でクラウドサーフをキめるパンサー氏!そしてダーイヴ!!ツワモノである。 続いてはそのままフライホイールのギターも加わり、フライホイールの"THE ROD"がプレイされる。ロックンロールだねぇ。 スズキさんも楽しそうだ!コミ、ラストでダーーーーイヴ!!!!

 曲終了後、SEが流れ、あれ?アンコールなし?と思いきや、すかさずスピーカから 「オイ!!オイ!!オイ!!オイ!!」の叫び声が!! ステージをよくみると、叫んでいるのは秦さんではないか!!!!自ら(笑)。 もちろん観客も一体になってのオイオイコールが沸き起こるとメンバー再登場!そしてそのままマイクを握る秦!! 泰治によってゆっくりコールされたのは"YES, ムロチン ,YES"(?)だった!!!!!!!! ぎゃーーーーーーーーーー!!!!場内スゴモッシュにデスダイヴ!!!! 秦の絶叫型激烈ヴォーカル!!!!まさに秒殺!!って感じで宴タケナワの中、 壮絶なライヴにピリオドが打たれた。(22:20終演)


 終演後、物販コーナーへ。途中、サンズオウルのサブ(Gu)の姿も。\3,500にてCHEAP LOUDのツアーTをゲッチュー。 もちろん目当てはCDだ。開場が押したため、プリングは10分くらい演奏時間を削ったらしい。もっと観たかったよーーー!!


©2004 HANGER59