WAY OF THE
BEAST FEAST


@クラブチッタ川崎 2002/7/13








-COCOBAT SET LIST-
1.TAKE CARE OF YOUR ASS
2.UGRY SHIT NEED MORE PAPER
3.COCOBAT CRUNCH
4.CAN'T WAKE UP
5.POSI-TRACTION
6.(新曲)
7.GRASSHOPPER

-UNITED SET LIST-
1.CROSS OVER THE LINE
2.UNTIED
3.HATE YOURSELF, HATE YOUR OWN KIND
4.MOSH CREW
5.WHO I AM
6.REVENGER

-BAT CAVE SET LIST-
1.NOTHING AT ALL
2.REASON FOR PRESSURE
3.DEADLY CARNIVAL
4.心の自殺
5.PACK IT UP

-SUNS OWL SET LIST-
1.ZOMBIE
2.KERBEROS
3.4735 DAYS LIKE HELL
4.UNBOUND


第1章〜はじめに
 11:00−WAKE UP HEADACHE−起きたら頭痛。なんでやねん。右目の奥が異常に痛む。飯を食わねば バファリンも飲めぬため、無理矢理飯を食う。が、頭痛に 因る吐き気で2口でギブアップ。ったく今夜は WAY OF THE BEAST FEASTなのによーと思い ながら再び就寝。14:30、まだ頭痛の余韻は残るものの、起き、飯を食う。身支度を整え、16:30頃家出。本日はオール ナイトのため、7-11にて飲食物を買いこむ。どーせ会場内で 売られてる飯はマズくて高いだろうからね。ヴォルヴィック バファリンを流しこみ、一路川崎へ!


 18:10川崎到着。"それ"らしい人の後をテコテコ歩いて行くと、クラブチッタ 到着、長蛇の列!!どうやらまだ開場は始まっていないらしい。周囲に流され列の最後尾につけるも、「入場は 整理番号順で〜す」のアナウンスを聞くや否や入口近くの植込みに移動し、腰をかける。蒸し暑い中時間 だけが10分、20分と過ぎて行き、結局開場したのは19:15頃。待ちくたびれて腹が減ったので焼きそばパン食った った。

 500円を払って会場入り。誰もいないロビーで身支度を整え、すかさずコインロッカーに荷物をしまう。整理番号が 若かったため、周囲は異様に静かだ。なにはともあれ中に入った。

 ガラーーーーーーン…。

 そこには4,5人しかいなかった。1番手のバッサイアムだけ見たら後ろに下がる計画で最前列をゲッチュー! そのうち最前列が埋まり、徐々に人が増えてきた。響いていた声も、不特定多数のざわめきへと変わっていた。 ボーっとすること約40分、65分押しでついに場内が暗転した。が・・・


第2章〜UP HOLD

 ぞろぞろと見知らぬ顔がステージに登場した。少なくともバッサイアムではない。客席からは歓声も飛んでいたが、 状況を飲みこめぬ僕は、ん?この期に及んで音だし?と、すっとぼたことを考えているうちにイントロスタート、赤髪の ヴォーカル登場。「イガラシーー!!」との声も飛んでいる…ん?、まさかどっかのバンドがまた繰り上げ当選したのかな 〜、なんて思っていると、予感はズバリ的中。観るのは初めてだが、なぁんとなくそのバンドであることはわかってい た。「こんばんは、アップホールドです。ジェロニモのハチ君が骨折をしたため、急遽繰り上げ当選となりま した。今日はアジア一漢らしいバンド決定戦ということで…これだけのメンツが揃ってるのにそれだけか!!!!足りねーぞ !!!!ステージ上がってこーい!!!!」と客を煽る…も、まだ温まっていない客からの反応はイマイチ。。。 2曲目からはドラムはヘッドホンを装着。サイバーチックなエフェクトをかけ、朗々と歌い上げるヴォーカルと、低く構えた ドレッドのベースが印象的でした。ギターは思いのほか小技を駆使していた。ラストは"ANSWER"で締めくくられた。 (20:25終演)


第3章〜BASSAIUM

 アップホールドのメンバーが退場すると、会場の左右にセットされた巨大なスクリーンに昨年のビーストフィーストの 模様が映し出されていた。ステージが広い分、セットチェンジはスムーズで、10分ちょっとで場内が暗転。いよいよ バッサイアムの登場だ。
 まずヴォーカルなしで長いイントロがスタート。いかにもスラッシュメタル然とした展開から、ブレイクを挟み、速い刻 みのリフに移るとヴォーカル登場!怒涛のリズムに身を任せているとあれ??いつのまにか唄が始まってるけど、 声が聞こえない…。この状態は結局最後まで続いた。ずーっとインストゥルメンタルを聞いているに等しく、バッサイア ムの音響は非常に残念だった。で、MC。「おまえらー、27日の予定は空けてるかーーー? 俺らは空けているぞーーー!(場内:笑)・・・でもその予定もーオマエら次第〜! (場内:爆笑)」最高。この人のMCには毎度笑わせられる。それに加えて優しい人柄がにじみ出ていて、音楽 性とのギャップが面白い。曲間にはお客とのデス声合戦も。もちろん僕も参加。 ベテランがゆえに演奏もしっかりしており、ギターもスイープやタッピング駆使し、テクニカルなプレイを披露していた。 (20:55終演)


第4章〜ORANGE

 バッサイアムが終わると僕はフロア中域に。21時を少し過ぎると宇都宮のヤング4人組ORANGEが登場した。 ビーストフィーストのコンピレーションCDではなかなか良い感じだったので若干の期待があったが、勢いがあってなか なか良い感じだった。特にチョッパーをビシビシ決めるベースが光っていた。ギターはちょっと聞き取りづらかった。 「順当に行ってはつまらないので、ちょっと引っ掻き回して帰ろうと思います。」っ ていう意欲的なMCがグーでした。(21:20終演)


第5章〜FULL TRAP

 とにかくセットチェンジのスムーズさに感心。セット済みのドラムが搬入され、しばらくすると場内暗転。フルトラップ の登場だ。今まで何度か観るチャンスはあったものの、いつも出番が早めだったので見逃していたバンドだ。先の コンピCDでも前ノリのスラッシュメタルを聴かせてくれていただけに期待していた。メンバー登場。なんとベースは ランダムスター!ギターも4方に尖がりまくり。ヴォーカルはメタリカのジェイムスを彷彿とさせた。いつ転んでしまうか と思わせるほど前のめりなリズムで、突進力は尋常でない。ズバリ命名してしまおう、彼らのジャンルは"ヤング スラッシュ"だ。が、早くも中弛みか、途中で2回ほどあくびが出てしまった。(21:52終演)


第6章〜SPANAM

 初めて観るバンドが続く。続いてはスパナムだ。今年1月以来の久しぶりのライヴらしく、ヴォーカルは 「とにかくここにいられることが嬉しい」としきりに言っていた。彼は非常に集中力の高い、熱のこもった唄を 聞かせてくれた。ギターが終始ハウっていたのが残念だったが、アツいパフォーマンスを見せてくれた。今度新譜が 出るらしい。(22:28終演)


第7章〜地獄車

 セットチェンジの中、和太鼓が搬入される。続いては沖縄のハードコアバンド、地獄車の登場だ。まず耳に入って きたのはコンピに入っている"デスコンパ"。イントロが中盤にさしかかると、ドスドスという音が聞こえてきそうな足取りで巨体のヴォー カルが登場(ワラタ)。「本土でのライヴは久しぶりです。」というMCに爆笑が起こる。 「清き1票をおねがいしま〜〜〜す!!」という政治家を真似たMCがベタだ。 彼らの代表曲との紹介で始まったのは"ウンコ哲学"…。この曲と"デスコンパ"は 中居君の「金スマ」の1コーナー"MEGUMI"に使われているらしい。「奥菜恵との接点が出来 て嬉しい」とのこと。ラスト3曲(?)で披露された和太鼓とのコラボレーションは斬新だった。P.A.のバランスが悪 く、楽器隊の音がかき消されていたが、カッコ良かった。曲中、ステージに上がってきた客をヴォーカルが捕まえ、な んとパワーボムをキめた(笑)!その後も唄うことよりも、上がってくる客へのプロレ ス技の方を優先させていた。とんでもないヴォーカルだ。当然場内は爆笑の渦。ラストは長いインスト。 ギターソロが沖縄ちっくでグーだった。いろんな意味でスゴいバンドだった。(23:05終演)


第8章〜EDGE OF SPIRIT

 客電が落ちると青い照明がステージを包む。幻想的なSEは冗長な気が。1曲目が始まるとヴォーカルが登場。ダルダルT シャツだ。あまりに冴えないラフな出で立ちにズッコケる。楽器隊も見栄えはしない。大切なのは中身だが、もうちょっと 外見に気を使ってもよいのではなかろうか。で、1曲目から飛ばしまくり。デス声になりきっていない、ヒステリアスな ヴォーカルが叫びまくっている。それにひきかえお客サンはあまり盛り上がっていない。1曲目が終わると落ち付きの ある声でヴォーカルが言った。「今日は自分が良いと思ったバンドだけに投票してくれよ。 俺達に投票してくれとは言わない。目と耳だけでなく、心で感じとってくれ。外タレと勝負できるバンドを選んでくれ」 との男気溢れるMCに客が沸く。その効果もあってか、2曲目は大盛り上がり。コンピに収録されていた曲が一番光って いた。が、最後の曲のイントロでギターにトラブル発生!向かって左側にいたギターから全く音が出なくなってしまった。 なのに演奏も止めず、最後まで弾く真似を続けていた。慌てる様子は見ていてアマチュアだなぁと思った。演ってる 音楽自体は良いので今後に期待。(23:42終演)


第9章〜(個人的)飯タイム
 エッジが終わり、飯タイム。コインロッカーを空け、パンとコーヒーを出す。飲食物持ち込み不可なんてクソ食らえだ。 ロビーで食おうと思ったが、人がいっぱいで逆に食いづらい雰囲気だったので、中で食うことに。幸いP.A前の最後列 が空いていたので地べたに座り、コロッケパンなどをもしゃつく。あ〜(゚д゚)ウマ〜。

 ところで、後ろから冷静に眺めてみると程よくお客さんが入っている。しかし、満員でとは言い難い。予選とは言いながらも 全国から集まって来ていると思う。だが、この程度だ。この面子でこの程度。このシーンの存在がちょっと心配になる。 一昔前、アウトレイジはこの会場を多分満員にしていた(前方で暴れていたから正確には分からないが)。僕はクラブ チッタに来る度にあの日のライヴを思い出す。1997年9月のことだ。サポートアクトはついていたものの、あの日は 事実上アウトレイジ1バンドで満員だった。1バンドで、だ。ところが今はどうだ。このシーンでワンマンでチッタを満員 にできるバンドがいるか?今回、上位にランクされているバンドでも多分無理だろう。ベテランのユナイテッドでさえ現在は 小規模のライブハウスを満員にするのは大変だと思う。この状況は寂しい。ちなみに同じ年、ユナイテッドは ON AIR EASTをいっぱいにしていた。あの頃、アウトレイジもユナイテッドもメジャーだった。やはりインディーズとの差 を感じずにはいられない。
 サンズオウルのMZM(Vo)やバットケイヴのJIBI(Vo)は事あるごとに言っている。「このシーンを広げたい。それには お前らの力が必要だ」と…。口コミも手段の一つだが、ファンの力には限りがある。必要なのはレコード会社のバック アップだ。プッシュされているのはセコいイカサマパンクバンドばかりじゃないか。他に手を差し伸べてやるべきバンド があるはずだ…っとまぁこんなことを考えていた。


第9章〜H.A.I.T

 客電が落ち、映画のサントラのようなSEが流れる。こないだ観たばかりのヘイトの登場だ。正直言って前回のライブ は期待外れだった。いや僕が期待しすぎたのかもしれないが。というわけで今回はフラットな状態で、そのまま最後列 からライヴを眺めることにした。そしてそれは良い結果へと繋がった。ヘイト、カッコ良かったっす。前のレポにも書いた 通り、ヴォーカルのスタイルは好きではないけど、な〜んか…オーラ出てました(汗)。演奏もロフトで観た時よりも数段 良かった。とにかくリズムがつえぇ。自然と体が動き出す。当然お客さんも大盛り上がり。結構新しいファンを獲得したのではないかと思わ れる。「俺達に投票してくれとは言わん。耳よりも、心で感じて…」って、それエッジ のパクりじゃん!と思ったのは僕だけではなかったようで、前方の方から笑いが起こる。 「何わらっとんねん」って怒ってた感じがしたけど…まさか本気ではあるまい。パーカッションが今日もいい味 出してました。いや〜〜〜、見直しましたm(_ _)m。いつものように「(ダダッダンダンダダ ン)…ハッ!!で終了。(0:25終演)


第10章〜UNDOWN

 続いてはアンダウン。ジェロニモのYAMADA(Vo)とBITCH(Ba)、元アップホールドのKENJI(Ds)、そしてマッドカプセル マーケッツ等のサポートギタリストを務めるTORUxxxからなるプロジェクトだ。場内が暗転すると、流れてきたのは ディズニーランドでお馴染みの"エレクトリカルパレード"。ドラムセットには電飾が施されており、場内に笑いが起こる。 そして舞台下手から欠場の発端となったジェロニモのドラマー、ハチが登場。短いMCの後、揃いの赤の繋ぎ&キャ ップでメンバー登場。
 ギャグっぽいバンドという先入観がある中、初めて観させてもらったが、やはり笑いの要素が大きかった。S.O.D.の二 番煎じと言われてしまえばそれまでだが、日本に1バンドくらいこういうバンドがあっても良いと思う。4人はかな〜り楽 しそうにプレイしていた。秒殺ソングや、3・3・7拍子をそのままリズムにした曲や、スカコアをバカにした曲などが強い インパクトを放っていたが、それらだけでなく、普通のハードコアナンバーもイカしていた。曲間は終始YAMADAと KENJIの漫才チックなMCで繋がれ、これがまた最高に面白い。ラストはコンピ収録の"エヴリー・スタイル・ドン・キホーテ、 ドン・ドン・ドン・キホーテ"がビシッと決まった。YAMADAがおもちゃの鉄砲をパンパン連射させた後、メンバーはステー ジを後にした。(1:00終演)


第11章〜MINOR LEAGUE

 さて、個人的にはここからが本番。いよいよ佳境に入ってまいります。というわけで最後列よりモッシュピットの後ろ 辺りに移動。メンバーがステージに揃うと、暫くの間が開く…そして沈黙を打ち破るかのようにスタートしたのは怒涛のハードコアソ ング"感無量の結末を"!!!!場内大盛り上がり。やはりマイナーは人気が高い。そのまま2曲目"音元"へ。ステージの上手にはサンズオウルのGO(Ds)やイエローマシンガンの たまの姿が。ノリノリだ。3曲目"PRESENT MOMENTのパーカッションソロは何度観てもイカす。その後長〜い沈黙の 後、亨がおもむろに"MIZUKARASUSUNDE"を唄い出すと、いつものようにファンの間から合唱が起こる。演奏時間は 短かったものの、濃いライヴをみせてくれました。(1:27終演)


第12章〜PULLING TEETH

 続いて登場したのは先日ロフトでもアツいパフォーマンスを見せてくれたプリングティース!前回と同じく"DUSTY"に 乗って登場…おおっとSUZUKI(Gu)の前髪がぁっ!! ミスフィッツのようだぁ!!そして中盤からライヴスタート。病を克服したばかりの泰治も 「ビーストフィーストなんてかんけーねーぞコノヤロー!!!!、ガッツリ行くぜ!!!!」とヤンキー口調であるものの、 キレのある爽やかなMCで場を盛り上げる。続いてMTJの1曲目を飾る突進系ナンバー "PULLING IS MY BUSINESS...AND BUSSINESS IS GOOD"が炸裂!続いて定番の"THIS SHIT!"、"WHAT'S THE END"、"HARD BLOW"等 を挟み、ラストは"YES,PULLING,YES"!終盤でスタッフの1人としていつもステージの袖に立ち、ライヴの盛り上げ役 に徹しているパンサー氏も客席ダイヴを決行!やはり彼らはキレが違う。SUZUKIのバッキングもヤバいが、 DAISUKE(Ds)のスネアワークもかなりヤバい。(1:56終演)


第13章〜YELLOW MACHINEGUN

 続いて登場したのはイエローマシンガン。ベースリフでスタートした1曲目は何かと思えば モーターヘッドの名曲"ACE OF SPADES"ではない かっ!!しかも彼女達ならではの超速ヴァージョン!それに気がついたお客さん達(あまりいなかった様に思う)からは コーラスの声があがる。かをり(Vo,Ba)のゆる〜いMCを挟み、"NEED2"、"CENTER""DEEP"、"HOLE"、 "OVER THE WALL,WHERE'S MY BALL"、"NIGHTMARE"等、新作を中心としたナンバーが瞬く間にプレイされる。 とても夜中の2時を回っているとは思えない空間だ。続く"YOUR LIGHT,YOUR SHADOWでは大きなコーラスが起きる。 "CLIMB"を挟み、ラストはお待ちかねの「アッッ…ゲーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!」 で大盛り上がり大会。個人的にはちょっとマンネリぎみなセットリストだった。(2:25終演)


第14章〜COCOBAT

 さて、僕はステージ左側に移動。そう、TAKE-SHIT(Ba)のまん前を狙って。セットチェンジ中、彼のベース音が聞こえ ただけで会場からは歓声が上がる。しかし平均10分強のセットチェンジというのは驚異的だ。
 程なくしてメンバー登場。モリモリマッスルのTAKE-SHITのチョッパーが炸裂!それは瞬殺ソング "TAKE CARE OF YOUR ASS"だということはすぐに分かった。場内大合唱!!立て続けに "UGRY SHIT NEED MORE PAPER"が炸裂!このメドレーはヤヴァい!!!!これでもかという勢いで続けて "COCOBAT CRUNCH"が!!!!なんじゃこりゃ!?僕はここでブチッと来、暴れモードに入りました。TAKE-SHITの チョッパーがすげぇ!!続けて"CAN'T WAKE UP"!!今はその逆だっちゅーねん!!このセットリスト はヤバすぎる。が、ゴッチン(Gu)のハウりはどうにかならなかったのだろうか。続いては意外な選曲"POSI-TRACTION"。 おそらく9月に発売されるベストアルバムに収録される関係でチョイスされたものと思われる。続いては新曲。 KOJI在籍時のような繊細な感じは皆無の、ミドルテンポのヘヴィなナンバーだった。そしてラストは予想通り "GRASSHOPPER"!!!!新曲で少し静かになっていたお客さんも生き返っての大盛り上がり大会。名曲強し。 みんなバッタの様に飛び跳ねてました。…お後がよろしいようで。(2:53終演)


第15章〜UNITED

 ココバット終演後、場内左右にセットされたスクリーンからはセパルトゥラのライヴ映像が。"CHOKE"、 "SLAVE NEW WORLD"、"SEPALNATION"等が流れていた。やっぱ彼らのパワーは凄いなぁと思っていると、 時計は既に3時を回っていた。ラスト3の1発目はユナイテッド。派手なマンボのSE(最近こういうネタ多いな…)が流れ る中、メンバー登場。"CROSS OVER THE LINE"で観客の目を覚ますと、すかさず"UNTIED"をプレイ。いや〜、のっけ からタマらんです。が、今日の湯浅(Vo)のMCはいつもに増して落ち着きがなく、そわそわしていた。聞いてるこっち が心配になってしまうほどだった。もっと自然で良いと思うんだけどな〜。新作「CORE」の告知をはさみ、新曲 "HATE YOURSELF, HATE YOUR OWN KIND"が炸裂!スラッシーでありながらアジアンチックなメロディを取り入れた 硬派なナンバーだ。続いては"MOSH CREW"。観客からは自然とオイオイコールが起こる。この曲は楽しい。再び 呂律の回らない湯浅のMCに続いて"WHO I AM"がプレイされる。そしてラストは"REVENGER"!!フロアはもうもみくちゃ 僕も暴れまくる。ユナテッドサイコーーー!!!!(3:36終演)。


第16章〜BAT CAVE

 ユナイテッド終演後、ポンチ側へ移動。ヘヴィなNEWアンセムに導かれ登場したのはバットケイヴ。ポンチのギターもおニューだ。1曲目は "NOTHING AT ALL"。あまりオープニングには向いていないと思うが、場内は盛り上がっている。続いて "REASON FOR PRESSURE"。やはりこの2曲は不動のセットリストとなっている。そしてMC。サンズオウルのGO曰く、 「お前らタフガイだ」とのこと。僕も夜中の4時近くになってこれほど暴れた経験は今までない。昼間の頭痛も 手伝ってか、アツいパフォーマンスの連続で眠気は微塵もない。特にナチュラルハイといったわけでもなく、ただ轟音に 身を任せていた。
 生痰をステージ上に吐くと、"DEADLY CARNIVAL"がスタート!モッシュピットは物凄いことになっている。新作の告 知を挟み、新曲"心の自殺"へ。お客さんの反応は上々だ。2nd「BATNESS」からそうではあったが、そのサウンドは もはや1stの頃のような音楽性ではなくなっていた。2ndも良いが、1stの頃の方が好きな僕にとっては正直言って不 安が残る。やはりRYOSUKEはバットケイヴに不可欠な人材ではなかったのだろうか…。なにはともあれ ラストは"PACK IT UP"で盛大に盛りあがる。(4:07終演)


最終章〜SUNS OWL

 さていよいよ大トリの登場である…が、GOのドラムセッティングに少々時間を要しているようだ。4:25を回った頃、 メンバー登場。いつものように「レディ〜スァ〜ン、ジェントルマ〜ン〜」に導かれ、 予想通り1曲目は"ZOMBIE"でスタート!!凄い盛り上がりである。MZMは非常に落ち付いたMCで曲間を繋ぐ。2曲目は "KERBEROS"。彼らの進化が伺える佳曲である。そして「RECHARGED」より"4735 DAYS LIKE HELL"、"UNBOUND" がプレイされ、本日のイベントは幕を下した。やはりサンズオウルは強い。ユナイテッドやバットケイヴより票を獲得 したのも頷ける、強いライヴであった。(4:45終演)

 くたくたである。しかし、こんなに楽しめるとは思っていなかったので大満足だ。スムーズなセットチェンジと、出演バンドの ポテンシャルの高いパフォーマンスにより、長丁場も全く苦ではなかった。時間が経つのが早くて驚いたくらいだ。 ロビーにて体を拭き、「HORN OF THE RISING SUN」Tシャツに着替え、2階へ。投票を忘れてはいかん。 迷わず上位7バンドにチェック。あと1つはどうしようか迷ったが、結局バッサイアムにチェックを入れ、投函した。

 外に出ると既に日が出ていた。今日も暑い日になりそうだ。アクエリアスを一気に飲み干す。(゚д゚)ウマ〜。川崎駅まで ほてほてと歩く。早朝の電車って色んな人がいて恐いなぁ。


©2002 HANGER59