YELLOW MACHINEGUN
&
MINOR LEAGUE

guest:レッドマンモス
@下北沢SHELTER 2002/4/29

-SET LIST-

01 DEEP
02 HOLE
03 NO WAY
04 RED SUN
05 NEED2
06 CENTER
07 OVER THE WALL,WHERE'S MY BALL
08 UNDER CURRENT
09 THE REASON OF NUMBER
10 LOST
11 ?
12 GO AWAY
13 NIGHTMARE
14 CLIMB
15 YOUR LIGHT, YOUR SHADOW
16 LET ME KNOW
17 AGAIN


第一章〜はじめに
 雨の中下北沢シェルターへ。雨だからお客さん 少ねぇかなぁなんて思いながら珍しく開場時間に到着すると、そこには長蛇の列が!!列はなしているものの、「 整理番号40番までの人は〜…」なんて言葉が聞こえた気がしたので、そそくさと前列の方へ移動。途中、当日券を 求める1組のヤングカップルがいたが、可哀想なことに今日はソールドアウトとのことだった。まさか完売とは…。 この2バンドの集客能力には驚かされる。その後結局30分押しで開場。ガラガラのフロアに入るや否やまっすぐ便所 へ。ライヴハウスだとこの便所へ行くタイミングが重要なのよね。セットチェンジの間とかだと自分のポジションとられ ちゃうからね。半券をコーラに変え、今日もいつも通りPA脇に陣取る。いや〜、それにしてもスゴい人!しかもみんな ヤングだ!!フライヤーを眺めつつ時が来るのを待つ。そして19:30頃、場内が暗転した。


第二章〜レッドマンモス
 名前は知っていたが、登場したのはちょっと歳がいってそうな面々…。しかもMCは明るい関西弁。いや、バンドは外 見で判断しちゃいかんと思いつつ、1曲目を待っていると、始まったのはさわやかな青春 ポップス!(ズコ)。ハードコアを期待していた僕は肩透かしをくらってしまった。お客さんのノリは上々。昨日 は50人くらいしかお客さんがいなかったらしい。どうやらマイナーリーグとの付き合いが長いようだ。ヴォーカルの、 メガネとズ太い声が印象的なバンドだった。(20:07終演)


第三章〜YELLOW MACHINEGUN
 続いての登場はイエローマシンガン。目が覚めるような"DEEP"のシャウトで幕を開ける。オープニングにはぴったり なナンバーだ。前回の東京公演では風邪をおひきになっていたかをり嬢(Vo,Ba)だが、今日はゴキゲンな様子だ。 お客さんも大盛り上がりで、フロア全体がモッシュピットと化している!クラウドサーファーも続出。爆走チューンが次々 と繰り出される中、#4が終わったところでたま(Ds)のスネアのヘッドが割れるというハプニングが。メンバーも気合い 入ってます。かをりのゆる〜いMCの後に始まったのは"NEED2"!!このギャップの心地よさにハマったらなかなか脱け 出せません。彼女の高らかに突き上げるこぶしと満面の笑みもいい味出してます。

 今日は4曲1セットでやっいるようだ。レコ発ということで、新作「BEAN BALL」中心にセットが組まれている。お客さ んとの和やかなやりとりに続いて"REASON OF NUMBER"が切れ味鋭くキまり、1stからの"LOST"へ繋がる。ニコヤ カなMCでラスト5曲を告げ、"NIGHTMARE"がスタート。ギターリフの間、かをりがまたこぶしを高らかに掲げる。当然 お客さんもそれに反応。場内こぶしだらけ。終盤になり、演奏のテンションはグイグイでUP。"CLIMB"、 "YOUR LIGHT, YOUR SHADOW"とラストスパートをかけ、ラストは毎度お馴染みの"AGAIN"!!やっぱイエマシは良い ねぇ。スカッとします。(20:50終演)


最終章〜MINOR LEAGUE
 21:10を回った頃、マイナーリーグが登場。個人的に、CDをちゃんと聴いてから臨む初めてのライヴだ。場内が暗転 するや否や、パーカッションの響きが木魂する。新作「攻め」からの"Intro"だ。ギターのアルペジオが加わり、ヘヴィな リフと共にベースとドラムが加わる。演奏が止み、ディレイのかかったギターノイズが暫くの間場内を包むと、先程とは 違ったリズムが聞こえてきた。場内はオイオイコール。"送信から応答"だ。このオープニングはタマらんです。そ してフロントマンの2人が登場。沸く場内。その後は怒涛のハードコアパートに突入。中盤のベースだけになるとこが 大好きです。そしてそのままCD通り"音元""感無量の結末を"と続く。亨(Vo)は目を血走らせつつ、童顔なフェイスと 相反する怒涛のパフォーマンスでお客さんを威圧する。続いては邪悪なリフがクールな"PERFECT WORLD"、とにかく スゴい"NOW, IS IT IN HEAVEN"が立て続けにプレイされる。

 チューニングタイムに続き、"二人の人間"のイントロが響き渡る。場内は再びオイオイコール。 「今日は沢山やります」の言葉通り、"FUCK YOURSELF"、 "BLACK THINGS,WHITE THINGS"、"REQUIEM"が立て続けにプレイされる。匠(Vo)による7月3日のワンマンの告知 後、"HUMAN TO PEOPLE"、"PRESENT MORMENT"等がプレイされ本編終了。客電はつかないものの、幾分明るめ の照明に照らされたステージ。SEも流れており、お客さんは戸惑いを隠せず、アンコールもまばらだったが、ギターが ちろっと姿を見せると次第にアンコールを求める声も大きくなり、めでたくメンバー再登場。亨がいつものように突然 "MIZUKARASUSUNDE"のアカペラを朗々と唄い始めると、すぐさまお客さんがそれに追い付き、合唱する。この連帯 感はスバラしい。
 初めてフルセットに近いライヴを観たが、演奏も上手いし、パフォーマンスもグーでした。ただ、楽曲面では、もう少し フックのあるリフとメロディーが欲しいところだ。それらがないと、どうしても似通った曲に聞こえてしまい、観ていて飽き かねない。今日はイエマシの勝ち。(21:50終演)


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