YELLOW MACHINEGUN

@下北沢SHELTER 2004/1/9

-SET LIST-
-YELLOW MACHINEGUN-
01 SCARY
02 SPICY SPIKY
03 FRENCH TOAST
04 CENTER
05 LOST
06 GIVE ME YOUR
  CHOCOLATE
07 OVER THE WALL,
  WHERE'S MY BALL
08 GO AWAY
09 BUILD AND DESTROY
10 I KNOW
11 SOMETHING ENORMOUS
12 F.G.F.
13 CLIMB
14 DIRTY
15 OH DIE! OH!! CHOOSE DIE!!
16 NIGHTMARE
17 DEEP
18 HOLE
19 VANISH YOUR BEING
20 LET ME KNOW
-encore-
21 リゲイン
  (by イエローマシュンガン)
22 AGAIN
-MINOR LEAGUE-
01 TRIP ANSWER
02 PRESENT MOMENT
03 送信から応答
04 酔音
05 PARFECT WORLD
06 NOW,IS IT IN HEAVEN?
07 高見
08 LAST HOPE


-FROM HELL-
01 UNDERSTAND ALL?
02 MAXIMIZATION
03 (新曲)
04 NO MOMENT TO STOP













第1章〜はじめに
 朝、ライヴに備え、着替えをリュックに詰めて家を出る。下北沢駅で途中下車し、リュックをコインロッカーへ。 夜、マックの便所で私服に着替え、 ベーコンレタスバーガートリオセットを食った後、再び荷物を駅のロッカーに戻す。 シェルターはコインロッカーがないからね。 駅から長T姿でダッシュ!寒〜(゚д゚)!19:20、会場に到着。ほどよく満員。


第2章〜SPANAM
 19:30、定刻ぴったりに客電が落ち、いつものSEが流れる。登場するなりマイクを通さず吠える秦(Vo)。 イエマシ10周年のお祝いMCに続いて「スパナム始めます!」でライヴ新年が幕を明ける。 フロント3人の激しい上半身ヘドバン。秦のもも上げモッシュ。カバ(Gu)は低いシェルターの天井に頭が届きそうだ。 鋭い眼光でお客さんに指を指す秦。お客さんは大盛り上がり。2曲目突入。オレンジ色の逆光で陰になるメンバー達。 イカすぅ。ドラムはとってもタイト。ベースもいつも通りブンブン鳴ってる。ギターはソリッドにリフを尖らせる。 ステージ上手からひょっこり顔を出し客入りを確認したのタマ(Ds)はそのままライブ観戦。 その後かをり(Vo,Gu)も顔を出し、うんこ座りでしばらく観戦していた。

 「しばらく都内の予定はないんで、ラスト2曲死ぬ気で行くんでかかって来て下さい!」 と、秦。そしてコールされたのは"癒"。気持ちのこもった3連のグルーヴが心地よい。ラストは"記憶の持続性"で締められた。 大盛り上がり。(20:00終演)


第3章〜MINOR LEAGUE
 20:19、場内暗転。リズム隊はしょっぱなから世話しなくパカスコやってる。匠(Vo)はひたすら大きなジャンプを繰り返している。 準備運動か。亨(Vo)は随分後ろ髪が伸びたなー。そのうちベースがきっかけを入れると "TRIP ANSWER"がスタート!場内も既に激モッシュ大会がスタートしている。ヤングが元気だ。 続いて"PRESENT MOMENT"がメドレーというよりも前曲と融合する形で徐々に姿を見せる。 中盤のパーカッションソロ部から始まり、亨はお経を唱えるかのような一本調子で、 しかもオリジナルヴァージョンとは異なる歌詞で唄う。なんかイっちゃってる感じですな。 ステージ上手にはデザートのリュージがいる。イエマシと仲が良いんであろう。続いて"送信から応答"。このイントロはかなり気持ち良くてサイコーだ。 悦に浸っているかのような表情の匠は顔面を汗でてろてろとテカらせながらリズムに合わせ体を動かす。 てゆーかよく見ると鯉っぽいですね。亨も彼らしいリズムの取り方で自分の出番を待っている。本編に入ると一層 モッシュが激しくなり、巨漢のヤングがダイヴ決行!アブナイアブナイ。重そうだ。中盤の亨ソロも歌詞がオリジナルと全く 異なるようだ。

 イエマシへお祝いの言葉をかけた後は"酔音"。これがスゲーイカす!ひじょーにライヴ映えする曲だ。 そしてなななんと中盤、亨が鮮やかに2回連続ダイヴ!!!!モリモリ大盛り上がり。続いて"PARFECT WORLD"が炸裂!良いね。 個人的に半年振りのマイナーだがすげーいい感じだ!"NOW,IS IT IN HEAVEN?"もスゴい盛り上がりだ。続いて突然亨が絶唱! お客さんも一緒に唄っている。"高見"だ。パーカスパカスコ。間奏はオリジナルヴァージョンよりも長めにギターリフが刻まれる。 がんばれダウンピッキンガー!長島(Gu)のライヴ告知に続いてラスト、"LAST HOPE"が炸裂。亨の半ばヤケクソ気味なデス声がグォグォタマらん!いやー、カッコ良かった!(20:42終演)


第4章〜FROM HELL
 最前列へ移動。セッティングを眺める。メンバーさん達はすごく仲が良さそうで、意外にも和気あいあいと セッティングをしている。そして目と鼻の先にいるのは東京ヤンキースのNORI(Gu)だ。 「EXTACY SUMMIT1992」のヴィデオは未だにお気に入りだ。この東京ヤンキースがカッコ良いのなんのって。 で、特攻服姿のヒデとかパタさんも乱入しちゃうのよねー。彼は相変わらずグレコのレスポールだった。 エンドース契約は今も続いているのだろうか。足元にはBOSSのターボオーヴァードライヴが。 でも基本はアンプの歪みのようでした。ベースは髪を黒く染めたようだ。そして相変わらずフライングV!カッコ良いね。ドラムのセットは 至ってシンプル。途中、ローディがドラムの組立てを間違えたようで爆笑が起こっていた。

 20:55、場内暗転にて司(Vo)登場!ん?クラゲが逆さにくっついているような髪型だぞ!!!!1曲目は"UNDERSTAND ALL?"。 咆える!咆える司!!!!体を仰け反らせて咆えまくりー!!!!NORIは楽しそうにギターを弾いている。 いや彼だけでなく全員が純粋に演奏を楽しんでる感じがする。てか楽曲もジャムの延長っぽいしね。 フリーダムに咆えまくる司。カッコよい。2曲目は"MAXIMIZATION"。咆える!咆える司!!!!全身全霊を込めて咆えまくる!!!!スゴい漢です。 中盤、せつねぇアルペジオを奏でるNORI。もう少しコーラスとリバーブを深めにかけた方が良いのでは?と思った。切なさが司のシャウトをより一層惹き立てる。 メロデス的な手法だねこりゃ。 曲が終わり、ベースがマイクを通さず司に「今日はイエマシ10周年記念ライヴなんだよ」と言うと、 「うっそ!まじぃ!?知らなかったーーー!そういうことだったんだ!」と、 唄声からはとても想像もできない高い声で爆笑する司(笑)。「じゃ、やりますか」 って感じで次はCDに入っていない新曲。アルペジオで始まり、中盤のギター速弾きフレーズが印象的な曲だった。 曲が終わると普段はMCを言わない司が 「イエローマシンガン10周年おめでとうございます!」と、にこやかに言う。 続いて"NO MOMENT TO STOP"。かなり絶望的なナンバーを笑顔で演奏するメンバー。余裕ですな・・・(汗)。 司は体をくねくねくねらせ声を腹の底から絞り出す。過剰なほどに冗長な曲が観客を突き放す。 こんなにも「ついて来れる奴だけついて来い」的な空気をカッコ良く創り出すバンドを僕は知らない。 いつ終わるのか計り知れない長〜〜〜〜〜〜いアウトロ。さっきまで暴れ回ってたヤング達は引きまくっていると思うが、 個人的には実に面白いバンドだと思う。あ〜カオス。(21:25終演)


最終章〜YELLOW MACHINEGUN
 21:35、場内暗転。揃いの桃色イエマシ10周年Tシャツの3人。へなちょこヴォイスで「こんばんは〜イエローマシンガンです〜。 おかげさまをもちまして10周年を迎えることができましたありがとうございま〜す。」と、 かをりたん。肩から下まで髪が伸びているのを見たのは初めてだ。しかも茶髪。 白のドクターマーチンでパンク魂をアピールするも、何気にお姉さん度をUPしているではないか! 1曲目は意外にも1stから"SCARY"。おぉぉぉぉ!久々にキたぜ!かをりのシャウトが! 思い起こせばBF2002以来だ。場内激モッシュ!!最前の僕は腹を圧迫されまくる。 いやー元気が一番だよ。続いて"SPICY SPIKY"。普通声でもイけるぜ。もちろんサビは大合唱!!ゴキゲン!!!! "FRENCH TOAST"の緩急のつけ方もスゴい。"CENTER"を挟み、"LOST"で高らかに拳を突き上げるかをりたん! イエマシは拳だぜ!!場内はひっちゃかめっちゃか。チューニングタイムが終わり、 「気付いたらね〜10年も経ってたんですよ。アホでしょ〜(笑)。」と、かをり。 10年前と言ったら1994年だ。そして僕が彼女らを初めて見たのは1999年6月5日のS.O.Dの来日公演@クラブチッタ川崎だった。 場内に入ると何やらものスゴいデス声が轟いていた。よく見るとそれは女子だったんで驚いた!そりゃ誰でも驚くさ。 その時の"SOMETHING ENORMOUS"は忘れられないね。拳を突き上げ堂々と中盤のシャウトをキめていた。ちなみに共演は ヘルチャイルドで、彼らを観るのもその時が初めてだった。

 続いては1stから"GIVE ME YOUR CHOCOLATE"。彼女らには珍しいスローなナンバーだ。多分ライヴで聴くのは始めて。タイトルコールだけで場内から歓声が上がる。 今日は見事に新旧織り交ぜた集大成的セットリストだ。4thから"OVER THE WALL, WHERE'S MY BALL"、 "GO AWAY"が立て続けにプレイされると再び激モッシュが起こる。 「10年間ずっと同じメンバーでやってこれて本当にうれしく思ってます。これもみなさんのおかげです。」 と、京ちゃん(Gu)。コロコロとメンバー交代をするバンドが多い中、やはり1人も欠けずにやって来たというのはホントにすごいことだ。 多分ものスゴく様々な困難を乗り越えてきたのだろう。続いてキました!イエマシ最強のゴリ押しチューン"BUILD AND DESTROY"!!!! すばらしいですぎゃーーー!激モッシュ鬼モッシュに圧迫されるーーー!!壮絶なブラストビート!! 続く"I KNOW"はステキなシャウトで締められた。たまのドラムセットの調子がちょと悪いようで数人が調整にとりかかる。 少し間が開いた後にプレイされたのはキました"SOMETHING ENORMOUS"!!中盤の激シャウトでは沢山の観客の拳が 挙がる。最高だ。間を空けずにプレイされたのはなんと1stのタイトルトラック"F.G.F."だった。激レア。

 続く"CLIMB"は疾走感が堪らない。「阪神タイガースが優勝した年に10周年が迎えられて 幸せです!」とさわやかに言ったのは、首に阪神のタオルを下げたたまだった。かをりが感謝の言葉を述べると またしても1stから、"DIRTY"、"OH DIE! OH!! CHOOSE DIE!!"の2曲が続けてプレイされた。物販の告知を挟み "NIGHTMARE"がファストかつタイトにキまると間を空けずにかをりが突然叫ぶ!、"DEEP"だ!!!!すげー声。すげードラム。 続く"HOLE"のブラストもヤバい。かをりよりラストが告げられると観客から漏れるエ〜の声。 「がんばってんで〜、20曲(笑)。あと2曲で20曲!"VANISH YOUR BEING"〜!」 と、かをり。場内激モッシュ!ラストは"LET ME KNOW"。出だしを観客に唄わせるかをり・・・う〜ん、正直唄えてる人は あまりいなかったかな。こういう時に歌詞を覚えてないと本当に申し訳ない気持ちになる。 曲は激しく加速し、大盛り上がりにて本編が終了。メンバーはステージを後にした。

 自然発生するハンドクラップ。ほどなくしてメンバー再登…んんっ!? 登場したのはユナイテッドの横さんではないかっ!!!!場内大歓声!! 彼に続きマイナーリーグの長島氏にデザートのリュージまで! なんだこりゃ〜〜〜〜〜〜!!!!「アンコールありがとー!」と、ボケる横さん。 バンドの名前はイエローマシュンガンらしい(ズコッ)。そして1人ずつメンバー紹介。ドラムはムロチンだった。 なんか外見が変わった気がする。「あなた誰!?」とのチャレンジャーな観客の質問に 「ANTHEMの柴田直人だっ!」と答える横さん(ズコッ)。 「今日はリュージにしゃべってもらうぞ」と、横さんが言うと、 「イエマシ10周年おめでとうございます〜ぅ。」と軽〜い口調のリュージ(笑)! こういうスペシャルな雰囲気は大好きだーーーーーー!! 「いつもライヴではしゃべんない渋いリュージ。実は違うんだよね〜。リューちゃん。 みんなで呼ぼう、せーのっ」と横さんが煽る。観客からの りゅーちゃ〜ん!!コールに「あいよっ!」と、ニコヤカ応えるリュージ@軽モード。 和やかなムードだ。「この日の為に創りました!春から体力がつくドリンクのCMソングになります!"リゲイン"です!!」 と、横さん。まじでぇぇぇっ!?と、ビビったのも束の間、長島が奏でたリフはイエマシの"AGAIN"だった!ズコッ!!!! ・・・なんだよダジャレかよ(i々i)。叫ぶリュージ!面前30cmのド迫力!!カッコいーーー!! "AGAIN"が終了するとリュージが先に退場。残ったメンバーはそのままココバットの "ココバットクランチ"のリフを弾き始めるもジョーク程度!う〜ん聴きたかったな〜。しかし大歓声!サイコーです! 演奏が終了するとそそくさとステージを後にするイエローマシュンガンのメンバー達。しかし「静かすぎるっ!」 と再び姿を見せ、客にオイオイコールを求めたのはもちろん横さんだった。そして今度はちゃんと本物が再登場(笑)。 そしてかをりが「アッゲーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!」と叫べば 後はひたすら加速のみ!もちろんモッシュピットはすんごい状態に。演奏終了後、俺ら前方の客と拳を付け合わすかをり。 やった!かをりたんと拳でチューだよ!!!!(ズコッ)。10周年おめでとうございましたーーー!(22:25終演)


©2004 HANGER59