SHOW NO MERCY
1996/12/3購入(1984発売)総合評価=7点

1 EVIL HAS NO BOUNDARIES
4点
2 THE ANTICHRIST
4点
3 DIE BY THE SWORD
4点
4 FIGHT TILL DEATH
4点
5 METALSTORM/FACE THE SLAYER
3点
6 BLACK MAGIC
4点
7 TORMENTOR
3点
8 FINAL COMMAND
3点
9 CRIONICS
3点
10 SHOW NO MERCY
4点
11 CHEMICAL WARFARE(BONUS TRACK)
−点
 1st。その後の彼らに比べるとメタルっぽさが若干強い。この頃から作曲能力は高く、アタマ4曲は特にカッコ良い。#2のギ ターソロの構成はサイコー。強引さもあるが、猛然と疾走するスタイルは既に確立されている。
 ライヴで定番の#11はEPからの曲。すばらしいスラッシュナンバーです。デイヴ・ロンバード(Ds)スゴ過ぎ。なお、ジャケッ トはかなりチープ。

HELL AWAITS
1996/12/3購入(1985発売)総合評価=9点

1 HELL AWAITS
5点
2 KILL AGAIN
4点
3 AT DAWN THEY SLEEP
3点
4 HAUNTING THE CHAPEL
−点
5 PRAISE OF DEATH
3点
6 NECROPHILIAC
4点
7 CAPTOR OF SIN
−点
8 CRYPTS OF ETERNITY
3点
9 HARDING OF THE ARTERIES
4点
 じわじわ迫り来る恐怖がタマらない、スラッシュ史上に残る超名曲#1で始まる2nd。逆回転のテープがなんともいえない邪悪 さを醸し出している。演奏力・切れ味・邪悪さは1stを上回っており、バンドの成長を感じさせる。また6分を越える曲が3曲も あり、#9では#1のリフが再登場するなど大作志向な作品である。
 この頃メンバーはサタニズム関係の書物を読み回しており、特にトム・アラヤ(Vo)とケリー・キング(Gu)はかなり熱心だったら C。それはジャケットにも影響している。なお、EPからの#4,7は超イカすが、ボーナストラック扱い。他も良いが、とにかく #1に尽きる!!

REIGN IN BLOOD
1995/12/7購入(1986/10/10発売)総合評価=10点

1 ANGEL OF DEATH
5点
2 PIECE BY PIECE
4点
3 NECROPHOBIC
4点
4 ALTER OF SACRIFICE
4点
5 JESUS SAVES
4点
6 CRIMINALLY INSANE
4点
7 REBORN
4点
8 EPIDEMIC
4点
9 POSTMORTEM
4点
10 RAINING BLOOD
5点
 恐るべきテンションを誇る衝撃の3rd。10曲で30分足らずという脅威のスピードも然ることながらリフワークも最凶。 とにかく全てがカッコいい。駄曲なぞ1曲もないばかりか、超名曲#1で幕を開け、超名曲#10で締めているという構 成もスゴい。曲の繋ぎ方や曲順もヤバ過ぎる。最高傑作という言葉がチープに思えるくらいスゴい作品。

SOUTH OF HEAVEN
1999/12/5購入(1988発売)総合評価=7点

1 SOUTH OF HEAVEN
4点
2 SILENT SCREAM
4点
3 LIVE UNDEAD
4点
4 BEHIND THE CROOKED
3点
5 MANDATORY SUICIDE
3点
6 GHOSTS OF WAR
4点
7 READ BETWEEN THE LIES
4点
8 CLEANSE THE SOUL
3点
9 DISSIDENT AGGRESSOR
4点
10 SPILL THE BLOOD
3点
 買うのが最も後回しになってしまった4th…というのもスレイヤー史上最遅名高かったためだ。しかし実際聞いてみると速い パートもかなりあるのでそんなに強調するほどではないと思う。ミドルの曲(パート)も昔から結構あるし。ただ、トム・アラヤ がだらだら唄っているようなパートには退屈感を覚える。またリフワークがイマイチなためか、つまらない曲もちらほら。でも デイヴ・ロンバードのスゴさがそれをカヴァーしてしまっている。
 #9はジューダスプリーストのカヴァー。なかなかグーです。

SEASONS IN THE ABYSS
1998/7/26購入(1990/10/5発売)総合評価=8点

1 WAR ENSEMBLE
5点
2 BLOOD RED
3点
3 SPIRIT IN BLACK
4点
4 EXPENDABLE YOUTH
3点
5 DEAD SKIN MASK
4点
6 HALLOWED POINT
4点
7 SKELETONS OF SOCIETY
3点
8 TEMPTATION
3点
9 BORN OF FIRE
4点
10 SEASONS IN THE ABYSS
3点
 5th。簡単に言ってしまえば3thと4thを足して2で割ったようなアルバムである。スピードもあり、ミドルもありの緩急 に富むアルバム。ミドルテンポの曲も決してハズしてはいない。メロディの不吉度が非常に高いが、不思議と聴き やすいのも特徴だ。曲間も工夫を凝らしておりイカす。
 #1が本当にヤバすぎる。ブレイクの部分は何度聞いてもキモチいい。#5は不吉なリフがたまら〜〜〜ん!ギター ソロもカコイイ!!全米TOP40入り。なお、本作を最後にドラムのデイヴロンバードが脱退している。

DECADE OF AGGRESSION
1997/12/11購入(1991発売)総合評価=9点

DISK1
1 HELL AWAITS
5点
2 THE ANTICHRIST
5点
3 WAR ENSEMBLE
4点
4 SOUTH OF HEAVEN
4点
5 RAINING BLOOD
5点
6 ALTAR OF SACRIFICE
4点
7 JESUS SAVES
4点
8 DEAD SKIN MASK
4点
9 SEASONS IN THE ABYSS
3点
10 MANDATORY SUICIDE
3点
11 ANGEL OF DEATH
5点
DISC2
1 HALLOWED POINT
4点
2 BLOOD RED
3点
3 DIE BY THE SWORD
4点
4 BLACK MAGIC
4点
5 CAPTOR OF THE SIN
4点
6 BORN OF FIRE
4点
7 SKELETONS OF SOCIETY(BONUS TRACK)
−点
8 AT DAWN THEY SLEEP(BONUS TRACK)
−点
9 POSTMORTEM
3点
10 SPIRIT IN BLACK
4点
11 EXPENDABLE YOUTH
3点
12 CHEMICAL WARFARE
5点
 DISC1は1991年7月13日のフロリダでのライヴ、DISC2は伝説となっている"CLASH OF THE TITANS"(MEGADETH、ANTHRAX、 TESTAMENT、SUICIDAL TENDENCIES等と共演)からの音源である。各アルバムの代表曲が網羅されており、オイシイ内容となって いる。
 トム・アラヤの曲紹介がなんともカッコいい(特に#3)。音質はそこそこだが、熱く、濃い演奏を聴くことが出来る。とりあ えずアタマ3曲でK.O.される。流れもすばらしく、DISK1#1〜2、#4〜5〜6〜7等の繋ぎの上手さには圧倒される。DISK1 の方がいい。

DIVINE INTERVENTION
1996/8/26購入(1994/10/21発売)総合評価=7点

1 KILLING FIELDS
4点
2 SEX.MURDER.ART.
4点
3 SICTIONAL REALITY
4点
4 DITTOHEAD
4点
5 DIVINE INTERVENTION
3点
6 CIRCLE OF BELIEFS
3点
7 SS-3
3点
8 SERENITY IN MURDER
3点
9 213
3点
10 MIND CONTROL
4点
 6th。ドラムがポール・ボスタフに替わっての1発目。タイトで正確なドラミングはテクニックの面ではポールの方が上 だと思うが、デイヴのような荒さ、凶暴性はない。僕はどっちも好きだけど。
 僕がスレイヤーの音を聞いたのは恐らくこれが初めて(多分ラジオ)。思ったよりギターの歪みが抑えられていること に驚いた。前半の流れは非常に良く、鋭利なリフも超イカす。トム・アラヤも大変結構なのだが、中盤から は少々ダルく感じる。しかし#10で挽回有り。

 発売当時はCD屋のにーちゃんから「速いのは聴かないの〜?SLAYERの新譜いいよ〜」とお薦めを受けたがお金 に余裕が無かったので断念。ちなみにその日に買ったのはメガデスの駄作「ユースアネイジア」でした。失敗。

UNDISPUTED ATTITUDE
1999/6/4購入(1996/5/18発売)総合評価=6点

1 DISINTEGRATION/FREE MONEY(VERBAL ABUSE)
3点
2 VERBAL ABUSE/LEECHES(VERBAL ABUSE)
3点
3 ABOLISH GOVERNMENT/SUPERFICIAL LOVE(T.S.O.L.)
3点
4 CAN'T STAND YOU
3点
5 DDAMM
3点
6 GUILTY OF BEING WHITE(MINOR THREAT)
3点
7 I HATE YOU(VERBAL ABUSE)
3点
8 FILLER/I DON'T WANT TO HEAR IT(MINOR THREAT)
3点
9 SPIRITUAL LAW(D.I.)
3点
10 SICK BOY(G.B.H.)(BONUS TRACK)
−点
11 MR.FLEEZ(Dr.KNOW)
3点
12 VIOLENT PACIFICATION(D.R.I.)
3点
13 MEMORIES OF TOMORROW(SUICIDAL TENDENCIES)(BONUS TRACK)
−点
14 RICHARD HUNG HIMSELF(D.I.)
3点
15 I'M GONNA BE YOUR GOD(STOOGES)
3点
16 GEMINI
3点
DISC2(BONUS DISK)
1 WITCHING HOUR
−点
2 DIVINE INTERVENTION
−点
3 DITTOHEAD
−点
 ポップなパンクの流行にうんざりしていた彼らが「ホンモノのパンクば教えちゃる」という意図で制作したカヴァー・アル バム。内容はほぼハードコア・パンクの曲で埋め尽くされている。いわゆる自己満型の企画盤で、メンバー達は楽しん で演ってんだろうけど、速くて単純な曲ばかりなので半分くらいで飽きる。
 #3,4はジェフ・ハンネマン(Gu)が1984〜85年にかけてやっていたサイド・プロジェクトの曲のアレンジヴァージョン、 #16は純粋な新曲である。DISC2(ボーナスCD)は全部ライヴ。#1はVENOMのカヴァー。

DIABOLUS IN MUSICA
1998/7/7購入(1998/6/24発売)総合評価=8点

1 BITTER PEACE
5点
2 DEATH'S HEAD
4点
3 STAIN OF MIND
4点
4 OVERT ENEMY
4点
5 PERVERSIONS OF PAIN
4点
6 LOVE TO HATE
3点
7 DESIRE
3点
8 UNGUARDED INSTINCT(BONUS TRACK)
−点
9 IN THE NAME OF GOD
3点
10 SCRUM
5点
11 SCREAMING FROM THE SKY
3点
12 WICKED(BONUS TRACK)
−点
13 POINT
4点
 7th。トム・アラヤのヴォーカルが最高にイカす。本作はグルーヴに力点が置かれており、ベースもウネリまくっている 。が!スレイヤーはスレイヤー。いわゆるモダンヘヴィネスとは一線を画す。ホンモノのバンドは何をやってもカッコいい。
 #1からもう堪らんっ!!#6はちょっといただけないが…まぁ1曲くらいこんなんがあっても良いでしょう。力で押しまくる #10は本作で一番好き。燃える。ポール・ボスタフの重い中にもキレのあるドラムもサイコー。

STAIN OF MIND+4 LIVE TRACKS(Single)
1998/10/18購入(1998/9/30発売)総合評価=−点

1 STAIN OF MIND
4点
2 RAINING BLOOD(LIVE)
5点
3 ANGEL OF DEATH(LIVE)
5点
4 MANDATORY SUICIDE(LIVE)
4点
5 CHEMICAL WARFARE(LIVE)
5点
 「ディアボラス・イン・ムジカ」からのシングル。#2〜5は1998年5月30日、ロスアンゼルスでのライヴの模様。無敵 です。ポール・ボスタフも相当踏ん張っています。

GOD HATES US ALL
2001/8/29購入(2001/8/29発売)総合評価=8点

1 DARKNESS OF CHRIST
3点
2 DISCIPLE
4点
3 GOD SEND DEATH
4点
4 NEW FAITH
4点
5 CAST DOWN
3点
6 THRESHOLD
3点
7 EXILE
4点
8 SEVEN FACES
3点
9 BLOODLINE
3点
10 DEVIANCE
3点
11 WAR ZONE
4点
12 SCARSTRUCK(BONUS TRACK)
−点
13 HARE COMES THE PAIN
4点
14 PAYBACK
4点
15 ADDICT(BONUS TRACK)
−点
 8th。前作よりもテンションは高めで、意図的なグルーヴ志向は消えた。モダンヘヴィネスの要素をうまく消化し、自分 達のモノにしてしまっているのは流石。リフ・不吉なギターノイズ・スピード・グルーヴがウマ〜くブレンドされている。曲も コンパクトにまとめられており、無駄がない。
 曲単位のクオリティは非常に高いのだが、通して聴くと平坦に聞えてしまう。突出した曲がないせいだ。せっかく#1が不吉極まり ない雰囲気を出すのに成功しているのに#2は平凡(飽くまでスレイヤーの中ではの話しだが)なのが残念。ここには もっとスゴい曲を持ってきて欲しかった。#11、#14(本作ベストチューン)あたりも非常に良いのだが、いかんせんハ ードコアチックなのが難点。またポールのバスドラが時にもたついて聞えるのは僕だけだろうか?