BLOOD BUT UNBOWED
1997/3/1購入(1990発売)総合評価=6点

1 SNIPER
5点
2 WELCOME TO AMAZING WORLD
3点
3 THE PLAGUE
2点
4 POWER RAGE
2点
5 DON'T TRUST!
4点
6 (IT'S SO)HARD TO BREATHE
3点
7 TAKE A BITE OF CRIME
2点
8 SUCK YOUR BONE
3点
9 UNAVOIDABLE RIOT
3点
 日本が誇るスラッシュメタル界の重鎮UNITEDの1st。結成から10年を経てようやくリリースされたフル・アルバム である。僕は稲津時代から入ったので古井氏のヴォーカルにカッコ悪さと力量不足と違和感を感じる。サウンドは いわゆるベイアリアクランチ。
 リズムチェンジが多く、随分とアレンジに時間をかけているようだが、いまいち楽曲にインパクトがなく、通して聴くと 眠くなる。現在と比べるとまだまだ未熟さが残るが、ライヴの定番ナンバーである#1は名曲。このバンドにとって異 質の曲ではあるが。

HUMAN ZOO
1997/10/10購入(1992発売)総合評価=7点

1 HUMAN ZOO
−点
2 VIOLENCE JACK
5点
3 MACHINERY DAYS
4点
4 JUNGLE LAND
3点
5 FALSE MAJESTY
2点
6 THE SEA OF SILENCE
2点
7 CAN'T SEE THE LIGHT
4点
8 OVER THE OCEAN
2点
9 BROTHERS IN ARMS
3点
10 DON'T LET PEACE BREAK OUT
4点
 やたらとシャリシャリして耳障りな音質の2nd。#2は僕にとってこのバンドのベストチューン。テンションが尋常でなく、 燃える。ブレイクなしで続く#3もイカす。#10は1stにはなかった破壊力を持っている佳曲である。
 作曲面では1stより向上しているが、やはりヴォーカルが酷い。また、#8のようなアコースティックナンバーや ドラマチックな#5は新境地であるが、あまりこのバンドには合っていない気がする。

BEAST DOMMINATES '92
1998/3/11購入(1992発売)総合評価=−点

1 S.R.S.
5点
2 DO YOU WANNA DIE?
4点
3 HOLY DIVE SCREAMER
4点
4 COMBAT!
5点
5 ULTRA Q
4点
6 YESTERDAY'S HERO
4点
 1986年にリリースされた7インチシングルに収録されていた4曲の再録ヴァージョンと、今回新たに収録された# 5、6で構成されたミニアルバム。
 イカす曲満載。リフもなにもかもが全部いい。#1はライヴで最高に盛り上がる1曲。#5はウルトラQのテーマの、 #6はベイシティーローラーズのカヴァー。かなりハマってます。なお、#1は"スピード・ロック・スラッガー"の略で、 再録を期に歌詞も書き替えられているらしい。またオリジナルヴァージョンでは"スピード・ロック・スケーター" の略だったとのこと(通りすがりのデスVoさんからの情報提供)。

N.O.I.Q
1997/6/4購入(1995/2/8発売)総合評価=8点

1 REVENGER
5点
2 BAD HAVBIT
4点
3 RUN THROUGH THE NIGHT
3点
4 KILL YOURSELF FOR BUSINESS
4点
5 HIT ME(ONE MORE CARD)
4点
6 WORDS IN DISGUISE
4点
7 OUTTA MY WAY
3点
8 OBSESSION
3点
 メジャーデビューとなった3rd。ラジオで聴いた#1で僕はユナイテッドと出会った。当時は金銭的余裕がなかったの ですぐにゲッチューすることはできなかったが、改めて聴くとやはり超名曲であった。今までで一番まとまりのあるアル バムで、ヴォーカルの弱さも克服されている。バンドの飛躍的な成長を窺い知ることができる傑作だが、本作を最後に ヴォーカルの古井氏が脱退。
RELOAD
1997/2/5購入(1997/2/5発売)総合評価=7点

1 UNTIED
5点
2 SKIN-DEEP
4点
3 SHAMELESS
3点
4 THRILL KILL
3点
5 MONKEY BRAINS
4点
6 MOURNING
3点
7 L.O.U.
3点
8 EX-FRIEND
3点
9 SUICIDE?
3点
10 MATA
3点
11 SLAVE
3点
12 STYLE
4点
 4th。新ヴォーカリスト稲津を迎えての新生ユナイテッド第1弾。それまでのスラッシュ寄りの音楽性からは離れ、 ハードコア/モダンヘヴィネス色が強まっている。稲津は相当ふんばっており、大健闘を見せている。唄も含め、 僕は彼のライヴパフォーマンスが大好きだったので脱退は本当に残念だった。
 #6はライヴにおける休憩曲。これが始まると「やっと休めるぜ〜」と毎回思っていた。速い曲は結構あるが、イン パクトに欠ける。リフは悪くないが、全体的にダークな印象。

BURST
1997/5/14購入(1997/5/2発売)総合評価=−点

1 RELOAD
5点
2 BURST
3点
3 REVENGER
5点
4 VIOLENCE JACK
5点
5 SNIPER
5点
 何百回聴いたかわからない愛聴盤ミニ。#1、2は新曲で、#3〜5はリメイクである。稲津は過去の名曲も完璧に 歌いこなしており、楽曲に新たな魅力を与えている…ってゆーか、こっちのヴァージョンの方が数段カッコいい。
 のっけからサイコー!!の#1は内野のパーカッシヴなドラムと稲津の怒涛の叫びの絡みが面白い。#3〜5はヤバい くらいカッコいいが、特に#4の破壊力には言葉を失う。ただ、バスドラがもたついてる気がするのは僕だけだろうか…。

DISTORTED VISION
1999/7/1購入(1998/4/22発売)総合評価=5点

1 FLASH BACK
4点
2 TRUST YOURSELF
3点
3 COLOR
3点
4 WHO I AM
2点
5 SICK & ANGRY
3点
6 LOCKED INSIDE
2点
7 SO DAMN LOW
2点
8 TIGER
3点
9 CHANGE
2点
 5th。いや〜、暗くて地味なアルバムです。これといったリフもなく、聴いてて楽しめるアルバムではありません。
 なお、本作を最後にドラムの内野が脱退、また次作レコーディング中(実際は録り終えた後だったが)にヴォーカル の稲津も脱退している。

INFECTIOUS HAZARD
2001/4/4購入(2001/4/4発売)総合評価=9点

1 CROSS OVER THE LINE
5点
2 THE RUIN OF A MEMORY
4点
3 TEMPORARY SANITY
4点
4 SONIC SUBLIME
4点
5 BLCKEND LIES
5点
6 MOSH CREW
4点
7 SOLID GROUND
4点
8 PENETRATE
4点
9 LOW DEALER
4点
10 DISTORTED VISION
4点
 ヴォーカルの稲津脱退/元デスファイルの湯浅加入、ドラムの内野の脱退/中村の加入を経て制作された、 新生ユナイテッドの一発目。原点回帰を試み、スラッシーな曲のオンパレード。聴いてて実にキモチいい。 リフも良く、ツインリードもキまっている。特に#1,5の完成度は素晴らしく高い。もちろん駄曲は一切なし!! 最高傑作がここに誕生した。
 湯浅のヴォーカルは当初ねっとり感を感じ、あまり好きではなかったが、聴いてるうちに慣れた。 稲津脱退の悲しみを払拭させてくれる驚異的なヴォーカルを披露している。ドラムもサイコーにイカす。
 なお、CD-EXTRA仕様になっており、#1のクリップを見ることができる。ライヴ映像中心で、言わずもがなイカす。 ライヴが楽しみだ。体力つけてがんばります。

CORE
2002/8/6購入(2002/8/7発売)総合評価=8点

1 NIGHTMARE CONTINUE…
3点
2 BUST DYING MIND
4点
3 HATE YOURSELF,HATE YOUR OWN KIND
4点
4 HELLBREAKS LOOSE
4点
5 PURIFY
3点
6 CRUCIFY THE WEAK
3点
7 MONSTERS IN THE PIT
3点
8 THEY COME WITH THE STORM
4点
9 OVERCOME INDECISION
3点
10 CORE
3点
11 INSANE HOWL
3点
12 LOSS AND GAIN
4点
 湯浅加入後2発目となる7th。横さん(Ba)は口癖のように「音楽に対して評論家になる必要はないんだよ」と おっしゃられているが、BBS上では「絶賛BBSってキショいから、良く無い部分を書き込んで下さい。」ってなこと もおっしゃられているので、それらを踏まえ、レビューしたい。ってゆーか同意です。
 とにかくタイトでソリッドな1枚。前作同様、彼らが一番得意なことを演っている。前作以上に鋭利なリフ、トリッキーな 技を多様した、(多分)大谷のトチ狂ったソロがクール。不穏なハモリが随所で聴かれるのも今の彼らならでは。また、 珍しく#1、6、10のようなインストを挿入したり、曲間を繋げることにより作品全体に「流れ」ができ、1つの作品として の完成度を高めている。

 タイトルが「CORE」ということで、ハードコアな方向に進むのではないかと一抹の不安があったが、前作をさらにコア にしたのが本作なのであった。コアにすることにより音像はさらにヘヴィでダークになっており、男臭い硬派な印象さえ 与える。静と動、超ヘヴィなミドルと猪突猛進型のファストパートの絡みが特徴的であるが、その一方で、ブレイクを多 用した急な曲展開が多く、ワンパターンな感じを覚えてしまうのも否めない。強引さも悪くないが、劇的な展開がないのでエキ サイトメントに欠ける。それにはメロディーももう少し必要だ。